人はがんばった分だけ強くなれる!!_実りある【秋季大会】とするために

部活動
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いつもご覧いただき、ありがとうございます。

間もなく秋季総体の時期。
地区によってはすでに終わっている所があるかもしれません。
通常秋の大会は、運動部ばかりではなく、
文化部も年1回の公式大会「高文祭」に参加します。
そしてここで”文化部のインターハイ”と称される来夏の全国高総文祭への出場が決まります。

秋の大会は多くの2年生にとって先輩引退後、初めての公式戦となります。
自分たちが引っ張る立場に立つ最初の大会は、これまでと違い、言い訳のできないものですから、
責任感も違いますね。
特にこれまで好成績を続けてきた部は、そのプレッシャーは半端なく大きいはず。

しかし秋季大会は一部を除き、最後の大会というわけではありません。

言い訳のできない自分たちの実力が如実に表れる機会であり、
また次に向けての大きな「学び」が得られる場でもあるんですね。

部活はただ楽しいだけではありませんが、
そんな中今一度、
「自分は何を得るために部活をしているのか?」
ということに自問自答する機会を持ってください。

最後まで読んでいただけるとうれしいです。
みなさんにとって実りある秋季大会でありますように。

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大会は「ほとんどが敗者」という現実

秋の大会が間もなくです。
大会前の練習は、いつも以上に厳しく大変ですが、
まず自分が活躍できる場が与えられている
「当たり前」に感謝して毎日を過ごしてください。

部活は、どの大会でも最終的には、出場するほぼ全員がどこかで「敗者」になります
優勝するのは1チーム(または1人)ですから、それ以外は敗者になるんですね、、、
野球部で言えば、甲子園で優勝できなかったすべてのチームがこれに当たります。

しかし「負けて後悔」することもあれば、
「負けて学ぶ」こともたくさんあります。

部活動では、勝敗以外に得られることの方がはるかに重要です。

試合に負けて終わりではなく、この先にはまだまだ長い人生が待っていますよね。
だからこそ引退後の受験勉強は、部活生の方が圧倒的に伸びる、ともいわれるのです。

力を出し切った後の涙

大会で優勝した喜びを爆発させて流す歓喜の涙とともに、
負けて流す悔し涙も、
私には美しく見えます。

それは共通して「努力の結果」だから流れるのです。

私は結構涙腺弱い方で…(^^;
こんなシーンを見ると、自分まで泣けてきちゃうんですね~

これ、自校の生徒でも、他校の生徒でも、テレビ番組でも、一人で涙をこらえています(;’∀’)
「この子頑張ったんだな~努力が報われてホント良かったね~」
って感情移入しちゃうんですね~(;´∀`)

高校生は、流した涙の分だけ成長できる時代、だと思うのです。
勝っても負けても、自然と涙が流れるよう残り時間を頑張れるといいですね。

部活や勉強は「過去の自分」と勝負する場

そして今回の結果は、これからも続く人生の「一里塚」として、
これをよい経験にしなければいけません

なぜかというと、部活も勉強も、相手があるからこそ競い合えるものですが、
最終的に戦うのは「過去の自分」だからです。

今回が1回戦敗退なら、次は1勝を目指せばいいし、仮にその1勝ができなくても、次回「自己ベスト」といえる試合ができたら、過去の自分には勝ったことになります。
どんな世界にも上には上がいるし、いくら目指しても全国まで行けるのは一握りです。

だから部活での「負け」は、あくまでも他人と競った結果であって、
昔の自分に勝ったかどうか?
は、また別問題なのです。

例えば「甲子園に行けなかったから」といって、
野球部に入ったことを後悔する生徒がいるでしょうか?
結果的に甲子園に行けなくても、

  • 過去の自分に負けないプレーができたか?
  • 過去の自分に負けない練習ができたか?
  • 過去の自分より成長できたか?
  • 過去の自分より全体のことを見て考えられるようになったか?
  • 過去の自分よりチームメイトに優しくなれたか?

こんな問いに自信を持って「Yes」と答えられれば、部活を続けてきた価値は十分あるのではないでしょうか。

過去の自分に勝たなければ、人は成長することはできません。

私は「部活は他者との勝敗を競うばかりではなく、もっと大切なことを学ぶ場」である、と生徒が理解し成長できた時、それに感動して、涙してしまうんですね~ (´;ω;`)ウッ… ウッ…

部活で得られるもの

生きる力

部活動で得られるものを、ここで書くには
あまりにもスペースが狭すぎます。

しかし一言で言え、と言われたら、私は
生きる力
だと思っています。

活動中は、
練習の厳しさに加え、
人間関係
自身の能力
時間の使い方
勉強との両立
など、悩みも尽きなかったはずです。
そして、1つの競技に徹底的に取り組んだはずです。

私は社会に出て経験するすべての要素が
部活動に凝縮されている、と思っています。

仕事なんて、何か一つに特化し勉強しながらその道の専門家になるわけですし、
その中で礼儀や良好な人間関係が求められますが、
そのプロセスは部活動そのものなんですよね。

だからこそ、部活動の目的は、
生きる力の涵養に他ならない、
と私自身は考えています。

人間関係

「人の悩みのほとんどは人間関係に起因する」と言われます。
部活でも、先輩後輩や同級生、顧問の先生との付き合い方に悩むことはあるでしょう。

私は「人間関係には2つの形がある」と思っています。

1つは「寂しさを紛らわすために群れる関係」
1つは「お互いが高め合える関係」

です。

寂しさを紛らわすために群れる関係は、人間関係のトラブルを招きやすいんですね。
スマホはいつどこでも繋がるので、返信が遅かったり、予想外の書き込みなどで傷つきます。
このタイプは、自分を安心させるために人と付き合うため、
自分中心となりやすく、それが満たされない時にトラブるのです。

本当に良い人間関係を築けている関係では、スマホでのトラブルは基本起こりません。
返信が遅くても相手の都合を考えるし、
互いにリスペクトし合う関係でそんな書き込みはしませんからね。

部活の仲間というのは、皆で一艘の船に乗り、荒波の中を航海するような関係です。
そんな船の中でお互いいがみ合ってたら、最悪船は沈んでしまいます。
船が沈まないように、少しでも前に進めるように、お互いをフォローしなくてはいけませんね。
そんな状態で付き合う関係だからこそ、お互いをリスペクトし、お互いの成長に資する人間関係が築けるのだと思います。

高校卒業後、高3のクラスや部活仲間で同窓会をするケースが多いのは、大変な時期を、荒波の中を、みんなで乗り切り、高め合って育まれた強い「絆」があるからなんですね。

「苦労」を共にした仲間だからこそ、本当にいい人間関係が築けるのです。

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まとめ

「生きる力」も「人間関係」もお金では買えません。
また「目に見えるもの」でもありません。

勝敗や点数だけじゃない、このような「学び」こそ、あなたの人生にとっての財産です。

まずは、ここまでがんばってきた自分を褒めてあげましょう。
人はがんばった分だけ強くなれるのです。

そして大会では、自分の力を出し切りましょう。

勝っても負けても涙が溢れ出す練習をあなたはやってきたはずです。
自信を持って試合に臨みましょう。

その結果、あなたはさらに大きく成長できるはずです。
そして「生きる力」「より良い人間関係」という、人生に最も大切な財産を手にすることができるのです。

いい大会になりますように!
がんばってください!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
部活動に関しては、以下の過去記事もご覧いただけると、うれしいです。

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