いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今回は私の経験した
【行事ネタ】をいくつか紹介します。
私貫雪は、在職中19年担任をしましたが、
悩みの種のひとつに、
LHR(ロングホームルーム=特別活動)や校外学習(遠足)時にどんなイベントをするか?
がありました。
特にLHRは各校で「年間計画」が作成され、
人権学習や講演会、学年集会、学園祭準備や避難訓練などが組み込まれています。
…が、1年全ての予定が埋まることはありません。
空いた週は
〇月〇日、各クラス独自でレク
なんてあるんですね(^^;
もちろんHR運営委員という役はあるので、
「次のLHR考えて~」
と振りますが、
「テスト勉強」
「なんでもバスケット」
「席替え」
くらいしか候補があがりません。
そこで担任は頭を悩ませます。
「テストはまだ先だろ」
「なんでもバスケットは前にやったばかりだろ」
「席替えだけで50分も持たないよ~」
という具合です。
ま、19年も担任をすると、
やってよかったイベントもあれば、大失敗に終わったものもあります。
おそらく日本中の担任やHR委員も、
同じような悩みを持った人はたくさんいるのでは?
と勝手に思うので、、、
今回私が過去に実践した”ちょっと変わったイベント”をいくつかご紹介します。
楽しい行事計画の参考になれば幸いです。
LHRで

クラス(班)対抗かくれんぼ
これは学年全体でやったイベントです。
学年主任に校内のどこかに隠れてもらい、
これを生徒全員で探すイベントです。
テレビ番組でもありますよね。
別の機会では学年主任に代えて、宝探しをしたこともあります。
校内にいくつかのポイントを定め、
そこに行くと、次のポイント場所のヒントとスタンプが隠されています。
いくつか「はずれ」ポイントも作りました(^^;
ヒントは暗号化され、それを解かないと次のポイントには行けません。
5つほどのポイントを設け、スタンプラリー形式でゴールを目指す、というかくれんぼ大会で、
優勝チームには、学年主任からミスドのプレゼントがありました。
もちろん他学年のフロアや職員室・保健室近くには行かない、
暗号を解いても他には教えない、などというルールも設けます。
みんながルールを守ってやれば、大いに盛り上がりますよ。
その他、学年全体でグラウンドや体育館を借り、
クラス(班)対抗ドッヂボール大会や、百人一首大会などもよくやりましたね。
合格祈願のために湖岸まで散歩
これは高3の10月ごろのLHRで行いました。
学校近くにある湖岸までただの散歩。
途中のスーパーで全員分のアイスを買ってあげ、
湖岸で食べながら叫びます。
いや、、、最初は叫ばせます(笑)
○○大学合格するぞー!!
なんてね(^^;
一人がやりだすと、何人か照れながらやってくれます。
最後は横並びになってクラス全員が叫ぶ!
っていう…(^^;
残り少ない高校生活、みんなでアイス食って写メ撮ってのんびり過ごした50分。
今は校外への散歩なんてできないのかな??
近所の目やコンプラがありますからね(^^;
クイズやビンゴで席替え
これは在職中はよくやりました。
詳しくは過去記事もご覧ください。
ま、高校生って”席替え命”なので、
LHRで競い合うとホント盛り上がります(^^;
よくやったのは”クイズ大会”です。
各教科の先生に無理をお願いして、問題を提供してもらったこともあります。
これにビンゴを絡めて席替えをしたこともありました。
↓が実際に使ったものです。

他にクラスレクの定番、なんでもバスケットやケイドロ(ドロケイ?)、ドッヂボールの成績が、
クジ引きに反映される形でやったこともありました(笑)
僕も見てるだけなので楽チン(^^;
たま~にクラスでなんでもバスケットやりながら、廊下で個人面談することもありました。
模試の振り返りと復習
LHRが模試の返却時なら、その場で振り返りと復習をさせたこともあります。
問題冊子を忘れてくる生徒もいるので、
グループ学習の形式を基本(答案を見られたくない生徒は独学も可)とし、
わからないところは周りに聞けるよう配慮しました。
教育実習生の体験談
教育実習中には、実習生からのメッセージを学年集会形式で発表してもらったこともあります。
実習生は基本OB・OGだし、生徒との年齢も近いことから、
その話には先生にはない説得力があるんですね。
そして300人ほどの前で話すわけで、度胸付けの練習にもなる、、、??
僕は見てるだけで楽チン(^^;
…という「三方よし(生徒よし/先生よし/実習生よし??」のLHRでした。
遠足で

過去の勤務校での校外学習(遠足)はGW直前の設定で、
新クラスの親睦を目的として実施していました。
行先は近隣県の観光地やテーマパーク。
バスを降りたら基本野放しなんですが、
何度かイベントを企画したこともあります。
校外学習では危機管理のため「本部」と称する先生の待機場所を用意します。
本部の先生は1日だけ使えるレンタル携帯を持ち、生徒からの不測の事態に備えるシステムです。
そこで実施したのが「班別対抗クイズ大会」。
校外学習は実施前に教員だけで”下見”をするんですが、
そこでクイズを考えるんですね。
下見は駐車場からの距離やトイレ、救護室や本部、昼食の場所などを確認するんですが、
その時に散策範囲内のどこかにある
「〇〇の看板に書いてある内容」
「この商品(画像あり)を売ってる店名」
などのクイズを考えるのです。
当日はそれに加え、
「散策範囲内を歩いている先生を10人見つけてハンコをもらう」
「○○の前で班員全員の集合写真を撮る」
などのミッションを課し、
これが達成できた班から、
答えとハンコの入ったカードを写メで本部携帯に送る、というもの。
また時には、
散策範囲内を歩く先生を見つけ、
その先生が持っているカードに書いてある言葉をすべて繋げると、
初めてクイズの問題文が完成し、その答えを探し当ててメールで送る。
という手の込んだ企画もやったことがあります。
送信先アドレスは事前に生徒に伝えておきます。
メール送信だから着信時間もわかるし、間違いなら「違います」と返信できる。
解散前に結果を発表し、上位3チームには賞品あり!という流れ。
集合写真は卒業アルバムに使ことも可能です。
まだガラケーしかなかった時代に苦心の末考えた遠足イベントです。
今ならもっと手の込んだことができるのではないかと思います。
修学旅行で

修学旅行での定番は、
生徒や先生の出し物です。
最終日の夕食会場で、
有志による歌や漫才やダンス、
ビンゴ大会やゲームは盛り上がりますね。
ビンゴの賞品は、
先生からの寄付に加え、旅行業者やホテルからもオリジナルグッズやアメニティ等を提供してもらったりします。
沖縄に行ったときは、これをホテル前のビーチでやりました。
夕食後の砂浜でキャンプファイヤーをしながら、砂を盛り上げたステージで出し物をしたんですが、
そのラストに、生徒には内緒で「花火師」を呼びまして、、、(^^;
イベント終了と同時に60発の花火を打ち上げてもらいました。
この時のぐっちゃぐちゃの顛末は過去記事の最後らへんに詳しく書いてあります。
以上、私が在職時に経験したイベントのいくつかです。
私自身は生徒会も長く担当したので、
こういったイベントが好きだったんですね。
しかし今では実施が難しいこともあるだろうし、
逆にさらに発展的に実施可能なネタもあろうかと思います。
生徒にとってはたった3年間の高校生活ですし、
特に修学旅行などは1度きりの大イベントですから、
知恵を絞って少しでも楽しいものにできたらいいな、と願います。
現役の高校生や先生方への参考になればうれしいです。
ではでは、今回はこの辺で、、、
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