いつもご覧いただき、ありがとうございます。
高校は春休みに入り、このブログも更新をお休みしていりますが、
今回は「臨時」に、
あるサイトからの引用をご紹介いたします。
そのタイトルは、
学校で勉強する意味
なぜ将来役に立たないことも勉強するのか
で、株式会社ウェブメッセージ代表取締役、石田卓馬さんの書かれた文です。
私が学年主任時代にHPを見て感銘を受けたので、
石田さん宛に
「学年通信に引用させて欲しい」
と承諾を求め了承を得たうえで、生徒に紹介したものです。
今回、新学年を迎えるにあたり、
これを思い出したので、
再度石田さんの了承を得て、
過去の学年通信に引用した部分をそのまま掲載させていただきます。
記事は「勉強する意味」に加え、
石田さんが「大人になって大切だと思った4つのこと」
の2部構成です。
なお引用元の記事全文はかなりの長文なので、
引用は、一部を割愛した形で紹介させていただきます。
全文は↓のリンクからご覧になってください。
高校生はもちろん、
保護者や先生方にも読んでほしい内容です。
長文ですが、最後まで読んでいただけるとうれしいです。
(見出しや太字は貫雪の裁量で入れています)
学校で勉強する意味

「将来役に立たないことも学校で勉強しなければいけないのか」と大人になった今、考えてみたんですけど、私が出した答えは、この3つです。
1つ目 : 本当に将来使うため
2つ目 : 難しいことでも覚えたという経験を得るため
3つ目 : 問題を解決できるようにするため
本当に将来使うため
学校で覚えたことや知識は、実は意外と、将来使うときがあるんですね。
たとえば、計算をしたり、文章を書くことはもちろんありますし、英語も分かると本当に便利だし、 あと、テレビのクイズ番組を見ていても、知識があると、見ていて分かるから楽しくなります。 歴史を知っていると、人と話す幅も広がりますし、人から「すげー」って思われるから、やっぱり、知っておいた方が良いです。
学生のときは、「これって将来本当に使うのかな?」と思っていたことも、大人になってみると、実際に使うことはたくさんあります。将来のことは誰にも分からないので、何をいつ使うのかは、学生のときには分からないんですけど、 実際には、大人になってから使うことはたくさんあるので、これが、勉強しておいたほうが良い1つ目の理由になります。
難しいことでも覚えたという経験を得るため
ただ、そうは言っても、「連立方程式」や「因数分解」は大人になってから実際に使うのか、、と言われると、正直言って、私は、大人になってから使ったことはありません。 たぶん、私だけではなくて、数学が必要な専門職以外の人は、ほぼ使っていないと思います。
ではなぜ、大人になってから使わない可能性が極めて高い、こういう難しいことも、学生のときに勉強した方が良いかと言うと、「難しいことも俺は覚えたんだ!」という経験が、大人になってから活きてくるからです。
大人になってからも、覚えなければいけないことって、たくさんあるんですね。生きていく上で、やっぱりお金は必要なものになるし、そのお金を稼ぐためには、仕事をしないとお金を得ることができないんですけど、その仕事をする上で、覚えなければいけないことは、たくさんあります。
もちろん、仕事だけじゃなくて、普段、生活していく上でも、 覚えなければいけないことは、やっぱりたくさんあるんですね。 そして、知識があればあるほど、得をすることが多いし、人生も豊かになっていくんですよ。
でも、学生のときに、「将来使わないから」とか、「難しいから」という理由で、 難しいことを覚えようとしなかったら、大人になってからも、「俺って難しいことを 覚えることができなかったから、今回も覚えれないよな・・」という感じで、諦めてしまうんですね。
逆に、学生のときに、難しいことでも勉強をして、覚えたっていう経験があると、「あんなに難しいことでも勉強して覚えられたんだから、今回も俺は覚えられる!」と思うことができるんですね。この経験が、将来、本当に活きてくるんですよ。
「できるから楽しい。成長するから楽しい」の動画でお伝えしているんですけど、人生って、やっぱりできないとつまらないです。
分からないことをやるのは辛いし、面白くないし、勝負でいつも負けていたら楽しくないし、仕事ができないと、「お前ってダメだよね」と言われて、嫌な気持ちになるし、知識がないと損をすることって本当に多いし、、、 だったら、できるようになったほうが良いじゃないですか?
できるようになると、面白くなってくるし、勝負で勝ったら楽しいし、知識があると、得をすることが多いんですね。
結局、自分に自信が持てる根拠は、「過去に自分は何ができたのかっていう経験だけ」です。
過去に自分が、「辛くても頑張ることができた」とか、「難しいことでも覚えることができた」という経験が、大人になってからも、「昔、俺はできたんだから、今回も俺はできるはず」と思い込むことができるんですよ。
「連立方程式」や「因数分解」は、確かに、大人になってからは使わない可能性が高いです。でも、こういう難しいことでも、頑張って勉強して、覚えることができたっていう経験は、他の人は絶対に奪うことができない、自分にとっての本当に大きな財産になるので、その財産を得るために、学生のときに勉強をしておいたほうが良い、というのが2つ目の理由になります。
問題を解決できるようにするため
そして、3つ目の「問題を解決できるようにするため」というのは、 大人になってから、問題は、しょっちゅう起こるんですよ。
たとえば、出かけようと思ったら車のエンジンがかからなくなっていたり、テレビが急に壊れたりするときがあるんですね。 仕事をしていても、システムが動かなくなったり、お客さんから考えもしなかった質問を受けたり、人間関係でなんか、なんかよく分からない問題も、やっぱり起こるんですよ。
そんなときに、私たちがやることは、「問題を解決する」ということです。こういう問題って、具体的な手順や、最も正しい正解が分からない場合が多いので、自分で考えて、その都度、自分で対応していかないといけないんですよ。
だから、学生のときに勉強をして、テストとかを受けて、「自分で考える」という力を身につけておくことは、本当に大切なことになります。
確かに、学校で勉強した内容が、大人になってからそのまま出題されるわけではありません。「台形の面積」を求める機会も、大人になってからは、めったにありません。(めったにというか、ほぼありません)
でも、学生のときに勉強をして、知識を得ておくと、それらの知識を組み合わせることで、新しい問題にも、対応することができるようになるんですね。学校で覚えたことは、そのままでは使わないけど、別の知識や経験が組み合わさることで、大人になってから起こる問題にも、対応することができるようになっていくんですよ。
大人になってから起こる問題に対応できるように、その訓練として、学生のときに勉強をしておいたほうが良いというのが、3つ目の理由です。
だから私も、学生のときに、もっと勉強をしておけば良かったと、後悔しています。 私は学生のときって、本当に勉強ができなかったので、できないことや分からないことばかりで、つまらなくて、あんまり良い思い出が無いんですね。
社会人になってからも、本当に仕事ができなかったので、もっと学生のときに勉強をしておけば良かったなって、強く思いました。
小さいころ、周りの人からは、「勉強しないと立派な人になれないよ」とか、「勉強しないと裕福な生活を送れないよ」と言われていましたけど、 私は、その言葉の意味が分かりませんでした。「お金があれば立派なの?」とか、「良い大学を出るのが立派なの?」と、私は反発してました。
確かに、「お金を持っている人が立派ということではない」ということは分かりましたし、良い大学を出た人間が、必ずしも、立派な人間とは言えないと思いますけど、 実際に大人になってから分かったことは、 知識は生活を豊かにするし、知識があると、人が見えないものが見えてくるので楽しくなるということです。
そして、できないよりも、できた方がやっぱり楽しいし、知識があると人生が豊かになるので、自分のために、勉強はしておいたほうが得をするということが、私の経験で分かったことです。
大人になってから点数をつけてもらえる機会はほとんどない

私は学生のとき、テストは嫌いだったんですけど、大人になってから、点数をつけられることって、本当に少なくなるんですね。
たとえば、自分が一生懸命に何かを作っても、その作ったものに対して点数をつけてもらえる機会はほとんどありませんし、自分が頑張って仕事をしても、その仕事に対して、点数をつけてもらえることは、ほとんどありません。
もちろん、銀行に勤務したり、投資会社に就職したら、何件の銀行口座を開設してもらったとか、 いくらのお金を預けてもらったとか、「数字」で成績は分かるんですけど、少なくとも、私がやっていたシステムエンジニアの仕事や、今私がやっているインターネットビジネスでは、人から点数をつけられるということは、ほぼありません。
だから、私としては、今はそれがけっこうつまらないんですけど、、、唯一、点数の代わりになるのが、「どれだけ稼いだのかっていうお金」なのかなって思っています。
自分が頑張って仕事をして、お金を稼いで、それが点数としてお金が増えていくのは楽しいし、お金をたくさん稼ぐと、人から「すごいですね!」とか、「仕事ができるんですね!」と思われるので、 私はそういうのが楽しくて、お金を稼いでいます。
だからこそ、学生のときのテストは、もっと楽しんでやっておけば良かったなって思いました。自分が頑張って、テストを受けて、それを点数として見ることができるのは楽しいし、 テストの点数が悪ければ、何ができなかったのかを考えて、次につなげていけばよいだけなんですね。
自分の頑張りを、点数として見ることができる機会は、大人になると本当に少なくなるので、後悔しても仕方ないんですけど、学生のときに、テストをもっと楽しんでおけば良かったなと思いました。
大人になってから「大切」と思った4つのこと
最後に、私が個人的に、大人になってから「大切だな」と思った4つのことをお伝えします。もし良かったら、参考にしてください。
挨拶は大切
まず1つ目は、「挨拶は大切」ということです。
「挨拶が大切」ということは、誰でも分かっていますし、当たり前のことなんですけど、でも、「なんで挨拶が大切なのか?」という理由が、私は昔は、よく分かっていなかったんですね。
そして、大人になってから分かったことは、挨拶をされると、「自分のことを見てくれている」、「自分の存在を認めてくれている」ということが分かって、嬉しいんですよ。 逆に、挨拶をしないと、「無視をされた!」という感じになってしまうので、相手を不快にさせてしまうんですね。
だから、私個人的には、挨拶をすることは当たり前だからこそ、逆に、挨拶をしなかったことによる デメリットが、尋常じゃないほど大きいので、私は、挨拶は本当に大切だと思いました。
もちろん、メリット・デメリットで考えるのは良くないんですけど、挨拶をしないと、失うものが本当に大きいですし、挨拶は、人とのコミュニケーションの基本なので、「挨拶は大切」というのは、本当に強く実感していることです。
反省をすること
そして2つ目は、「反省をすること」です。
「反省をすること」は、意外と難しいんですけど、なんで反省することが大切なのかというと、 まず反省しないと、次につながっていかないからなんですね。
生きていれば、失敗することもあるし、「こういうこと言わなければよかった」、「こういう風にすればよかった」って、後悔することもあります。 そういうときに、まず反省しないと、自分が成長していかないし、また同じミスをするんですよ。
人間、誰でも失敗することはあるんだから、もし失敗したら、自分のどこが悪かったのか ということを考えて、反省をして、そして、その経験を今後に活かしていくことが大切になります。
あと、ミスをして、人に迷惑をかけたら、その迷惑をかけられた相手は、「あなたに反省をさせたいと思っている」ということを、忘れないようにしてください。
たとえば、もし、あなたが仕事でミスをしたときに、「この手順書が分かりづらいからですよ」とか、「周りがうるさいからですよ」とか、「別に私は悪くないですよ」と言ったら、迷惑をかけられた相手は、怒り出すんですね。
これは、何で怒るかと言うと、「反省をしていないから」なんですよ。人間、失敗することは確かにあるんですけど、少なくとも、人に迷惑をかけたんだったら、相手は「反省して欲しい」と思いますし、同じミスをして欲しくないって思っているんですね。
だから、もしミスをしたら、心から反省をすることが必要になります。心から反省すれば相手にも伝わりますし、自分自身も、成長していくことができるんですね。反省をしないと、相手の気持ちもおさまりませんし、成長もしていかないので、 失敗したら、「とにかくまず反省する」、ということは、極めて大切なことだと実感しています。
謙虚であること
そして、「大人になってから大切だな」と思った3つ目のことは、「謙虚であること」です。
「謙虚」という言葉は、私は昔はいまいち、重要性が理解できなかったんですけど、大人になってから「謙虚さ」を失うと、失敗します。たとえば、事業がうまく行って、結果が出て、たくさんのお金を稼げるようになると、「あなたはすごい人ですね!」とか、「尊敬しています!」という感じで、持ち上げてくれるんですよ。
そして、それにつられて、「俺ってすげーんだぜ」という感じで、謙虚さを失って、調子に乗ると、自分で作った大したことがないものが、自分ですごいものに見えてしまうんですね。 要するに、謙虚さを失うと、自分が作ったものに自信を持ちすぎてしまうんですよ。にも関わらず、事業を拡大してしまうと、出て行くお金は増えていくのに、入ってくるお金が無くなってしまうので、会社として、致命的なことになってしまいます。
謙虚さを失うと、自分の実力が客観的に分からなくなるので、これが怖いんですね。 だから、常に謙虚であること、というのは、本当に大切なことだと思いました。
たしかに、ビジネスがうまく行って、たくさんのお金を得ていると、人から「すごいですね」と言われることはあります。でも、年収1,000万円稼いだって、2,000万稼いだって、全然大したことないですよ。で、この根拠は何かと言うと、私が実際に体験して、本当に大したこと無かったからです。
どんなに頑張ったって、どんなに結果が出たって、自分なんて大したことないんですよ。 やらなきゃいけないことはたくさんあるし、直さなきゃいけないところもたくさんあるし、 できないこともたくさんあるし、、、
にも関わらず、「俺ってすごいかも?」と勘違いして、謙虚さを失ってしまうと、自分の実力を客観的に見ることができなくなってしまうので、いろんなところに、影響が出てしまうんですね。
だから、私が失敗するときは、たぶん、「謙虚さを失ったとき」だと思っています。謙虚さを失うことは、自分が今まで積み重ねてきたものが、一気に崩れてしまうくらい、本当に怖いことなので、謙虚であることは、大人になってからは、生命線と言えるくらい、大切なことだと思いました。
嫌なことはすぐやること
そして、最後の4つ目は、大切なことというよりも、私が常に意識していることなんですけど、「嫌なことはすぐにやること」ということです。
今までの人生を振り返って分かったんですけど、嫌なことを後回しにすると、なぜかあとで、もっと大変になるんですよ。たとえば、洗濯するのが面倒だから、明日やろうと思ったら、明日になって雨が降ったり、ガソリンが少なくなって、もう少し走れるなって思ったら、なぜかガソリンスタンドが全然見つからなくて、ドキドキしたり、、、
なんか、嫌なことを後回しにすると、私の経験上、あとでもっと 大変になるということが分かったんですね。
逆に、嫌なことをとにかく先にやってしまうと、後がすごく楽になるんですよ。そして、やるべきことが無くなると、後の時間が空くので、自分でいろいろと やりたいことができるようになるんですね。その方が、時間を有効活用できますし、成長するスピードも速いんですよ。
嫌なことを後回しにしていて、その前に、別の大変なことが入ってきたら、後回しにした嫌なことをする時間が無くなって、もっと大変になるので、「嫌なことはすぐにやること」というのは、私の人生のテーマとして常に意識しています。
ここでお伝えしたことは、本当に私個人的な考えになってしまうので、これが正解ってわけでは決してないんですけど、ただ、私の経験上でお伝えしていますので、 ぜひ、参考にしてくださいね。
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