学校にはどんな人が働いている?_実はこんなにも多くの大人が生徒の成長を支えている

その他
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今回は【学校で働く人々】がテーマです。

みなさんが学校で関わるのは主に”先生”ですが、実はそれ以外にも多くの役職でたくさんの人があなた達の学校生活を支えています。

今回は校内で働く人に限定しますが、生徒を支えるという意味では、
保護者や家族はもちろん、近隣住民や業者をはじめ、教育委員会や議会、もっと広義にいうと納税者全員が該当しますが、ここまで広げると収拾つかないのでやめときますね。(笑)

過去記事にも書きましたが、
公立高校では生徒一人当たり年間100万円ほどの税金が使われているのが現実です。

このようにみなさんは本当に多くの支えによって、いま当たり前に高校生活を送っていることを知り、それを当然と奢らず、感謝の気持ちを持って毎日を過ごしてください。

そんなことを知ってほしくてこれを書きました。
最後まで読んでいただけたらうれしいです。

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学校で働く人々

校長

校長先生は各校に1人、その学校の代表者であり責任者です。

生徒が接する機会は、始業式などの式典でお話をされるくらいしかご縁はありませんが、
実は山のような仕事を陰でされています。

校長の仕事は、

  • 教職員をまとめる(人事権もあります)
  • 学校の方向性(教育方針)を明確にする
  • 書類の作成や点検決裁(様々な案件に許可や承認をすること)
  • 各種会議への出席やあいさつ
  • 教科や部活等の部会長
  • 謹慎や訓戒の申し渡し
  • 進級や卒業の認定
  • 学校と教育委員会の連絡や調整
  • 来客対応…

など挙げればキリがなく、そのハードさに「定年後長生きできない人が多い」なんて揶揄されるほど。
多くの権限がありますが、それだけ責任の重い役職でもあります。

ただし校長が授業をすることはありません。
ゆえに教員免許が無い民間から登用される場合もあるんですね。

副校長・教頭

副校長は校長を補佐し、その右腕となる職です。
校長のように自室は持たず、職員室で教職員への指導や教頭とともに校務に携わる職です。
出張の許可など一部の決裁権を持ちますが、人事権はありません。
この役職は配置されていない学校もあります。

教頭は、その職名のとおり「教師の頭(トップ)」
通常は学校に1~2人。
例外的に授業を担当することもあり、教員免許がないとなれません。
あらゆる面で教職員を支え、膨大な書類作成や点検、また校長や副校長不在時の責任者として対外的な交渉にもあたります。

毎日遅くまで仕事をされるので、
帰りの最終施錠(機械警備のセット)は教頭が行うことが多く、
校内では最もハードな役職だといえます。

教諭・臨時講師

授業や部活を担当するほとんどの先生のこと。

教諭は採用試験に合格した正社員の先生で、
臨時講師(以下臨講)は家庭の事情等で単年契約をしている先生のこと。
どちらも職務内容は同じで、教員免許が必要です。

教諭や臨講の役割は、授業と成績評価に加え、担任業務、生徒指導や進路指導、人権教育や生徒の健康観察…など多岐に渡ります。
さらに部活顧問もあり、みなさんに最も近いところにいる大人だといえます。

また全員が「分掌ぶんしょう」という組織(担任団や生徒指導など)に属し、そのリーダーは「主任」となります。

学年主任はみなさんの学年をまとめる役職ですが、
生徒指導主任や進路指導主任という責任者が、各分掌にも配置されています。

非常勤講師

非常勤講師は、教諭や臨講で賄えない授業を担当するパート的な存在。
授業の持ち時間は法律で決まっているため、それを越えた分を担当されます。

パートとはいえ責任を持って授業担当し成績も付けるので、教員免許は必須です。

非常勤講師は分掌や部活顧問をせず授業専門なので、
中には2~3校掛け持ちで教えておられる方もいらっしゃいます。

さらに非常勤講師は多様なキャリアを持った方も多く、
いつもとは違った刺激を受けられるかもしれません。

養護教諭

養護教諭とは保健室の先生のこと。
各校に最低1名は配置することになっており、学校によっては2名配置の所もあるんですね。

病気や怪我の時はもちろん、身体測定や検診でお世話になりますし、
時々「保健だより」が配布されることもありますね。

しかし養護教諭の仕事はそれだけではありません。
中学から送られてくる書類に目を通し、生徒の既往症きおうしょうやアレルギー等を把握されています。
さらに年間の保健計画を策定し、行事や授業で事故の無いよう全教職員や生徒に周知するのも養護教諭の役割です。

校医や学校薬剤師、スクールカウンセラーと連携し、問題が生じた時の助言をもらうこと。
また近年増加傾向の発達障がいへの対応や、教室に入れない子の駆け込み寺的な役割も担っていて、
「よくそんなに仕事ができるな~」
と感心ばかりなんですね。

養護教諭は女子のデリケートな部分も扱うので、ほぼ100%女性ですし、多くは看護師や助産師の免許も持っておられますから心強いですね。

ただひとつ「薬の処方」はしてもらえません。
薬は医師の処方の元で薬剤師がするものだからです。
保健室に行って「風邪薬をください」なんて言っても絶対にもらえないので、
「ケチ!」とか思わないように。

事務長・事務員

事務長という役職は知らないと思いますが、校長・副校長・教頭と並ぶ管理職のひとつ。
だから卒業アルバムには大きく顔写真が載るんですが、
「誰だ?」ってみんな言うんですね(笑)

事務長は学校に係る会計全般をつかさどる仕事で、就学支援金をはじめ学校の光熱費や設備・備品の管理、先生の出張旅費や給与、修理が必要な場合に予算が出せるか?…などの管理や決裁を行い、さらに大規模工事が必要な時は、教育委員会に直接予算交渉もします。

事務長の下に数人の事務員がいて、生徒の就学支援金業務や通学定期の事務処理に加え、郵便物の仕分けや来客・電話対応、備品や消耗品の管理や補充、…など多岐に渡る業務をこなしていらっしゃいます。

司書

司書とは図書室の先生のこと。
司書教諭の資格を持っておられます。

司書の仕事は図書室の管理。
蔵書の把握とともに生徒に必要な書籍の購入、
また生徒や教員がいかに使いやすい環境を作るか?
さらに図書委員会を運営し、貸し出しや返却とその集計、「図書館だより」の発行など多様な業務内容です。

そして近年の図書室には我々の時代になかった漫画や雑誌がたくさん置いてあります。
ひたすら活字ばかりの本に限らず、多様な媒体から学ぶことができますね。
私自身はこの傾向をとても好意的に感じています。

業務員

昔は「用務員」と言いましたが、今は「業務員」といいます。

高校には男女1名ずつ配置されるのが通例で、
校内の美化や施設管理が主な業務です。

朝早くから勤務され、
校舎の開錠から共用部の清掃、
除草や蛍光灯の交換などに加え、
花壇の手入れ等校内美化全般に携わります。

先生と違い生徒を評価せず、比較的年配の方が多いので、
生徒が安心して接していた印象がありますね。

また基本的に異動がないので、
学校の歴史を一番知っているのが業務員さんのことだってあります。

その他

学校にはこれ以外にも以下の役割もいらっしゃいます。

校医

校医とは学校近隣の開業医が充てられることが多く、検診や保健関係の指導助言を行う方のこと。
検診や会議、学会は木曜日に行うことが多く、木曜の午後に休診が多いのはそのためです。

学校薬剤師

学校薬剤師は学校の衛生面をチェックするのが主な仕事。
教室の照度(明るさ)や騒音、水道水の水質測定。
冬になると教室内の二酸化炭素濃度を測定し、十分な換気ができているか?などの指導助言をされます。

部活動指導員

部活動指導員は平成29年に制度化され、技術指導ばかりではなく、校外への引率、事故発生時の対応から部費会計、保護者への連絡…なども可能な立場で、部活運営に関わる人をいいます。

部活動指導員には指導者研修の受講が義務付けられており、単なる外部指導者より責任が重い立場にあります。
しかしまだ新しい制度で、配置されている学校はそう多くありません。

寮監

寮監は学生寮を併設する学校にいらっしゃいます。
寮内の清掃や修繕に加え、寮生の管理や指導、食事の準備と片付け、傷病時の対応などが主な仕事です。

調理師・栄養士

学食を持つ学校で
メニューの立案、食材の仕入れ、調理、後片付け等を行います。

決められた予算内で、
育ち盛りの高校生に合ったメニューを考え、
おいしく調理します。

最近は何もかもが値上げ値上げで、
この仕事は大変だろうな、と思います。

みなさんもそんなご苦労に感謝し、残さず食べましょうね!

購買や売店

購買のおばちゃんといえば、
先生より生徒のことをよく知っている方もいらっしゃるくらい高校生に近い存在ですね。

学校によっては飲み物以外にもパンやお菓子、文具、校章やボタンなども売ってたりして、無くてはならない存在です。

スクールカウンセラー

スクールカウンセラー(SC)は、臨床心理士等の資格を持つ非常勤の職員です。

教職員とは別の独立した位置づけにあり、守秘義務もあるので、
周りの評価等を気にせず、自分の思いを素直に吐露して相談できるありがたい存在ですね。

またあまり知られていませんが、
SCは生徒だけではなく、保護者や教員の相談にも対応しています。

私も過去に発達障がいを持つクラス生徒の対応を相談したことがあり、ずいぶん救われました。

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まとめ

このように学校に関わる役割は校内だけでも多岐に渡り、
それぞれがみなさんの成長を陰に日向に支えています。

実際はこれに保護者や近隣住民、教育委員会なども関わっていることを考えると、
どれだけ多くの支えがあるかがお分かりだと思います。

いまのみなさんにできることは、
そんな現実を知って感謝の気持ちを持つとともに、その恩に報いるよう一生懸命高校生活を送ることです。

そしていずれ自立した大人になり、
次代を支える存在としてその役割を受け継ぎ生きていくことが求められるのです。

命とはリレーであり、そのバトンを受け渡して連綿と続くものですが、
いまみなさんはその途中に立ち毎日勉強する存在だといえます。

いまは受け取る存在でも、いずれは与える側の立派な社会人に成長していってくださいね。

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