【当たり前】は当たり前じゃない!_タブレットは公費負担か?自己負担か?

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

今日のテーマは「当たり前」のこと。

近年の学校はタブレットが必需品となりました。
私個人はそれ以前に退職したので、昨今の授業風景はよくわからないのですが、
たまにネットニュースで見る

タブレットは公費負担か? 自己負担か?

という「どっちが当たり前か?」の議論に、
私なりの思いもあるので、自論を展開しようと思います。

タブレットは今の学校には「当たり前」のものとなりましたが、
様々なメリットがある一方で、
高価
充電切れ
落下や故障

…など、課題もあるのが現状です。

結論から言うと、
私は、

タブレットは自己負担

だと考える立場ですが、
何故そう思うのか?
という点に自論を展開します。

あと高校生のみなさん、
「当たり前」の反対語は何かわかりますか?

答えは後半で書きますが、
今日言いたいのは、当たり前のことに「感謝の気持ち」を持ちましょう、
という内容です。

特に「自分はついてない」とか「自分は幸せじゃない」と思ってる人にも読んで欲しい内容です。

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既得権益

既得権益とは

みなさんは「既得権益きとくけんえき」という語を知っていますか?
これは辞書によると、

ある個人または集団が歴史的経緯により維持している権益(権利とそれに付随する利益)のこと。

で、一例をあげると、小中学校の教科書代が無償だったりするのは、
これを規定する法律があるからです。
この無償になる「私たちに与えられた権利」のことを”既得権益”といいます。

ま、義務教育である小中学校の教科書が無償なのは理解できると思います。
そして高校になると教科書は自費で購入しますが、
これについて異議を唱える声はまず聞かないですね。

しかし一方で理解できない既得権益がゴロゴロあるのも現実です。

例えば「年功序列」という制度。
これは年齢を重ねるごとに地位や給料が上がるシステムで、教員だってそう。

仕事ができてもできなくても、年1回の昇給が約束されているので、
20代と50代では倍ほどの差があるのが現実なんだけど、
ではその給料差に比例した仕事ができているか?
というと、必ずしもそうとは限りません。

だから仕事のできない50代は、この既得権益を守るために必死の人もいるんですね。
大きな問題さえ起こさなければクビになることは絶対にないので、
とにかく定年まで大過なく勤め上げることだけが目標になる人も多いんですよ~(;’∀’)
これを社会では、

老害

といいますね。
ろくに仕事もしない給料泥棒
って意味です。

既得権益の弊害

これは政治にも絡む問題です。

政治家は主に法律と予算配分を決めるのが仕事ですが、
選挙に当選しないとなれないんですね。

だから自身の当選のために
「自分に投票してくれる人の意見」を聞きます。

50代が
「今の年功序列制度を維持しろ」
と言って、どんどん投票に行けば、
政治家はその人たちの意見を聞いて人件費の予算を立てることになりますが、

逆にみなさんのような若い人たちが、
「年功序列はおかしい」
「改革が必要」

と意見しみんなが投票に行けば、政治家はそれを聞かざるを得ません。

これこそが民主主義の姿であり、
陰でグチってるだけでなく、
若い人がどんどん選挙に行かなければならない
と言われるは、そのためなのです。

授業料無償化と児童手当の拡充

近年の少子高齢化に危機感を持つ多くの人のおかげで、
高校授業料の実質無償化と、高校生(18歳になった次の3/31)までの児童手当の拡充が決まりました。

本来義務教育ではない高校は、公立高校で年間十数万円の授業料を徴収していましたが、
家計に左右されることなく高等教育を受ける権利を保障する制度です。

この授業料実質無償化により、
1校あたり約1億円近い収入が税金で補填されることになったわけです。

さらに月1万円の児童手当が高校生にも拡充されたことで、
年間でおよそ20数万円の権益が保障されることとなりました。

タブレットは誰のもの?

しかし一方で法律には生徒の”受益者負担”も謳っています。
受益者負担とは、

利益を受ける者がその価格を支払う仕組み

のこと。

通学にかかる交通費や、制服、バッグ、体操服、文具…
などは公費で負担せず、個人持ちとなるのはこの原則があるからです。

ではタブレットはどっちか?
というと先に書いたように、

受益者負担

になると思います。

ネットニュースのコメントには、
「高額で経済的に苦しい」
「機会均等ではない」

との声もありますが、

一方で
授業料無償化や児童手当拡充の「既得権益」を横に置いて、
なぜ買えないんだ!?

と思いますね。

そんな既得権益を「当たり前」と思うからこそ、
こんな発想になるのではないでしょうか。

体操服や制服、修学旅行の出費にはそんなこと言わないけど、
タブレットには公費負担の自治体もあるため「不公平だ」と思うのでしょうか。

少なくとも義務教育ではない高校で、
文具のひとつでもあるタブレットを公費負担することのほうが
「おかしい」
と私自身は考えます。

さらに故障した時はどうするのでしょう。
直るまで授業に参加できない可能性まで出てきますね。
タブレットや修理費を公費負担にすれば、
扱いも雑になるだろうし、
その他予期せぬ問題がたくさん出てくることは想像に難くありません。

またこんなこと大学生では聞いたことがありません(^^;
大学生は授業料無償化も児童手当もないのに…です。
教科書代には異議を挟まず購入するのに…です。
高校も大学も義務教育ではないのに…です。

タブレットは”あって当たり前”のものですが、
そう考えると、なかなか難しい問題もはらんでいることがわかりますね。

以下は過去記事からの引用です。
関連があるので、併せて読んでいただけるとうれしいです。

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あなたにとっての「当たり前」とは

「当たり前」とは、周りにある「すべて」です。

朝、目覚めた時に入っている布団
今住んでいるや、学校に行くために着る制服、お母さんが作る朝食お弁当…など、
蛇口を開けばが出るし、電気も灯きます。

あって当然のものでも、これらが無くなったら大変ですね。

世の中には現実「家」や「寝床」にも困る人が少なくありません。
食べるものも無く、飢えている人もたくさんいます。

しかし、これを読んでいる人のほとんどは、そんな苦労を味わったことはないと思います。

一歩家を出ると、電車は時間通りに来るし、学校に着けば、普通に友だちや先生がいる。
学校には自分の机やロッカーが用意されていて、授業や部活に参加できる。

全部「当たり前」のことなんですが、
このどれかが無くなったことを考えてみてください。

あなたの生活は確実に「激変」するでしょう。

「当たり前」は当たり前じゃない

見えないところで

大きな自然災害が起きた時など、ライフラインが寸断されて、給水車に並ぶ人の列を報道で見ることがありますね。蛇口をひねれば当たり前に出てくる「水」も、一度止まれば我々は大いに困ります。
洗面、トイレ、入浴、洗濯、食事…など多くの場面に水は不可欠だからです。

2021年10月、和歌山県の紀の川に架かる水管橋が崩落して6万戸が断水した、というニュースはご存じですか。
隣の橋に送水管を設置し10日ばかりで給水されたそうですが、この橋は作られてから45年以上も経過していたそうです。

もちろんその間ずっと放っておいたはずはなく、定期的に点検をし、安全な供給を目指していたはずですが、それでも事故は起こってしまいました。

つまり、日頃事故なく普通に使えている水道や電気は、見えないところで「数多くの人の尽力」によって維持管理がされているからこそ、我々はそれを「当たり前」に使えているのだ、ということを再認識する必要がありますね。そしてそれでも事故が起きることだってあるのです。
私の過去記事もご覧ください。

100万円

この「目に見えない尽力」により、生活の「当たり前」が守られているとすれば、さらに身近なところにある「尽力」を考えてみましょう。

みなさんは高校生ですから、当たり前に学校に通っています。
学校に通うには、お金がかかります。教科書代や制服代、定期代、PTA会費、生徒会費や部費など、たくさんのお金が必要です。

それ以外にも公立高校の生徒一人当たり、いくらの税金が使われているか知っていますか?

高校生一人当たり、1年間に使われる税金約100万円といわれます。

これは学校の設備・維持管理費や教職員の人件費、就学支援金などを含んでの額で、驚かれるかもしれませんが、この「当たり前」がなければ、学校自体が存在しないことになります。

さらにみなさんが進学を希望する学校の学費は知っていますか?
これを工面するのは親の役目ですが、現実にはそのお金すら払えない家庭も多いんですね。

高校生は未成年ですからそれを「保護者が払う」のが当たり前、なんですが、この「当たり前」を「当然」と理解して「高校に行ってやってる」的な感じで親に偉そうな生徒には腹立ちますね(~_~メ)

「誰のおかげで学校に通えてると思ってんだ!?」

って、許されるならぶっ飛ばしてやろうか?と思うこともありました…(-_-;)

権利と義務

私は、ここ近年を「人権の時代」だと考えています。
昔に比べ、ハラスメントに対する考えや、犯罪被害者の人権について着目されるようになった、と感じるからです。人権侵害を許さない風潮が成熟してきたようにも感じます。

もちろん私だって個人の人権が尊重される社会を歓迎しますが、
一方で「権利ばかりを追い求めてる感」もしないではありません。

権利と義務は、対を成す言葉です。
義務を果たさずに権利だけを主張することがあってはならない、とは思いませんか?

権利ばかりを追いかけて…?

個人的に思う一例を挙げると、マイナンバーカード
全国民を個人番号で管理し、保険証や年金の管理が一元的にできる制度ですが、
これを作らない人がまだまだたくさんいます。
理由は様々でしょうけど、作らなくてもいいのは「人権(権利)」だと言えるのでしょうか?

アナログテレビが地デジに変わったように…
紙の切符が自動改札に変わったように…

これも時代の流れではないのでしょうか?

今、マイナカードと保険証の紐付けが問題化していますが、これだって他人の保険証を使って受診する輩がいるから、政府がその導入を急いでいるのだ、と私は思っています。

学校には毎年健康診断がありますが、過去に宗教上の理由レントゲンを撮れないという生徒がいました。
入学後早々そんな情報がなく、他の生徒と同じようにレントゲンを受けてから保護者の猛抗議が来たことがあります。

「どう責任をとるんだ!?」

…と。

学校は平謝りでしたが、「なんで謝るの?」と私は疑問に思いました。
ま、ここは謝らなきゃ話が収まらないのも、よくわかります。
しかし該当生徒が結核にでも罹り、それが蔓延したら逆に

「どう責任をとるのですか?」

それでも信教の自由の方が優先されるのでしょうか?
それは自由ではなく勝手ではないですか?
レントゲンは「義務」だ、と私は思うんだけどなぁ~~ 

人は当たり前の一翼を担う存在

話が少し逸れてしまいました(;´∀`)
今日私がお伝えしたいのは「当たり前」に感謝することです。

しかし「当たり前」は、毎朝東から日が昇るように自然なものではありません。
前述の電気や水道をはじめ、我々が不自然に感じないことは、すべて誰かがこれを支えています。

電車が定刻に来るのも、どこでもネットに接続できるのも、コンビニが24時間営業しているのも…
我々にはどんな当たり前のことの陰にも、多くの支えがあります。

みなさんの周りにいる人も、何かの当たり前を守るために仕事や家事に勤しんでいますね。
そしてみなさんもいずれ、そんな当たり前の生活を支える一翼を担う人材です。

みなさんは将来どんな当たり前を担うかはわかりませんが、当たり前の生活を維持するための「責任」を伴うことは確実です。
そんな責任を果たす人になるために、今は学業や部活に励んで、自分の進む道を模索しているのが、高校時代だといえます。

「当たり前」の反対語は

究極の当たり前

「子を持って知る親の恩」
「親孝行、したい時には親はなし」

という言葉があります。
親の立場になったり、親を失って、初めて親への恩がわかる、という意味です。

中高生時代は、まだ反抗期只中の生徒もたくさんいるので、
教員時代の私は保護者の気苦労に直面する場面に何度も遭遇しました。

さっきの義務・権利の話にも通じますが、憲法26条には「教育を受ける権利」が保障されています。
だから、保護者は自分の子に「教育を受けさせる義務」があり、我が国ではこれが「当たり前」のことになっているんですね。

この「当たり前」を「当然」と思うか?「ありがたいこと」だと感じるか?

少なくとも高校生になったら、一番身近に応援してくれる「自分の親」に対して、これまで育ててもらった「感謝」の気持ちは持ってください。

そして、「感謝」の気持ちは、ただ思うだけでなく、言葉や行動で表現できる人になってください。
将来、自分が人の親になった時、同じように感謝される親になるためにも…です。
「親の恩」は、最も身近で最も当たり前のことですが、最も究極の当たり前なんですね。

back numberの「手紙」は、大学時代の息子が私の前で歌ってくれた曲。
父親冥利に尽きる涙~涙~のカラオケボックスが懐かしい、思い出の曲です。

自分の健康

健康な心身を、高校時代は「当たり前」と考えますが、それが当たり前じゃないことは、病気をしたり、年を重ねてからわかります。

私も昔は元気でしたが、今は不自由を抱える身となりましたから、その有り難さが痛いほどわかります。

これを読んでいるみなさんは、ほとんどが五体満足の身だと思いますが、そう産んでくれて育ててくれたご両親には感謝を忘れないようにお願いしますね。

そしてみなさんも今の健康を長く維持するために、自己管理がしっかりとできるよう配慮してくれることを願います。

ありがとう

「当たり前」の反対語は「ありがとう」です。

当たり前のことにも、数多くの人の尽力があり、親の愛があるのが当たり前です。

そんな自分の周囲に目を向けて、「ありがとう」と感謝の気持ちを持って過ごしたいものです。
それができれば、この世の中から戦争をはじめとする争いや妬み憎しみはさらに少なくなるでしょう。

そして日頃から優しい言葉を遣うよう心掛け、感謝の気持ちを忘れない人が一人でも多い社会を願ってやみません。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

貫雪

1964年生 筑波大学卒 男性 MBTI診断→提唱者(INFJ-A) 30年余の高等学校教員生活を経た2020年春退職 在職中は、学級担任を19年間、生徒指導主任や学年主任、校内運営委員、カウンセリング委員、入試委員等を歴任 2022年からこれまでの経験を活かした執筆活動を開始 教員時代に経験したことや、生徒によく話していたこと等を紹介し、違った形で高校生や学校に関わる人たちを応援したいと思い、このブログを開設しました プロフィール画像は高校時代の愛娘です