【時間は約束】時間厳守がなぜ大切なのか?遅刻常習者へのメッセージ

学校生活
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いつもご覧いただき、ありがとうございます。

今日は「時間を守る」ことについてお話をします。

中高生になると、時間の管理に個人差が見られます。
常に始業1時間前に登校する生徒がいる反面、ほぼ毎日遅刻の生徒もいます。

私も生徒指導担当時は口酸っぱく生徒に注意をしましたが、
ガラリと改善できた生徒はほとんどいませんでした。

ここで言う”改善”とは、強い指導だけでは
時間厳守を意識づけられなかった、という意味です。

表向きの遅刻は減らせても、
それは学校の「指導」を受けたくない、
という消極的な理由からであり、
そんな生徒の多くは学校嫌いか、家庭に原因があるんですね。

しかしいくら学校が嫌いでも家庭に問題があっても、それが遅刻を許される理由にはなりません。
それは私たちの社会がすべて時間で管理され、その約束の元に動いているからです。
だからその一方で、遅刻の原因を分析し、生徒にあったケアもしている現状もご紹介します。

今日の話は、2022年7月1日公開のリライト版になります。
最後まで読んでいただけるとうれしいです。

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遅刻がダメな理由:信頼を失う

時間は約束

まず時間はすべての人に平等な「約束」です。
電車は「分単位」で動いている、と思っているでしょうけど、
実際のダイヤは「秒単位」で動いていることを知っていますか?
それくらい厳密な時間管理で動いているから、
これを信用し、安心して利用できるのです。

当然ですが、約束を守る人は信用されます。
だから、時間を守ることは結果的に「信用を築く」ことになるのです。

密かな悪評

また「時は金なり」ということわざがあるように、
時間はすべての人が共有する「財産」です。

仕事も学校も…電車やバスも…
生活はすべて時間を基準に動いています。
皆が決められた時間を守ることで、
社会は正常に動いている
んですね。

決まった時間に電車が来なければ、
誰もがイライラするように、
時間を守らない人は周りに迷惑をかけています。
「そんなことはない。自分が損をするだけだ」
と思う人はもう少し良く考えてほしい。

確かに学校に遅刻しても、困るのは自分です。
授業や行事は、あなたに関係なく進むからです。

しかしそんなあなたの不在を、
直接的間接的にフォローをしてくれる人がいることを忘れてはいけません。

さらに周囲からは、
「時間を守らないルーズな人」
という評価(レッテル)です。

「そんな評価なんて関係ねーよ」
「大事なのは人間性だよ」

というあなた。
「ルーズ」という評価は、人間性の評価そのものですよ。

テストや修学旅行など大事な時だけ時間を守る人には、
「自分の都合のいい時だけ時間を守る自分本位な人」
という評価にもなります。
これも人格をマイナスに評価する内容です。

そして最も怖いのは、
そんな悪評が、自分の知らないところ(人の心中)で密かに行われることです。

できない理由

遅刻カード

教員時代の勤務校に「遅刻カード」制度がありました。
これは遅刻生徒が、生徒指導室に立ち寄って、そこで自分の遅刻カードをとり、
日時や遅刻理由を書かないと、授業に入れない、というカードです。

何故そんなカードがあるかというと、
遅刻や早退の多い教育困難校では、遅刻指導と生徒の出欠管理を兼ねるためです。
そのカードで登校時間を正確に把握して、担任や教科担当が出欠の確認にするためです。

遅刻理由の欄には
「電車遅れ」
と書く子が多く、
いかにも「電車が悪い」と言わんばっかりの理由です(-_-;)

私はその都度、

「電車遅れた?」
「電車遅れた?」

と確認します。

指導事例1

生徒「電車遅れました」
私 「正直でいいけどな、なんで電車に遅れたか?が、本当の遅刻理由でしょ?」
生徒「はい、寝坊しました。すみません」 ←これはまだ大丈夫

指導事例2

一方、
生徒「電車遅れました」
私 「じゃあ遅延証明見せて」
生徒(堂々と)「はい」
私 「あれ?電車10分遅れなのに、学校に25分も遅れたのはなんで?」
生徒「あ、ゆっくり歩いていました」
私 「電車遅れで遅刻しそうなら逆に急ぐんじゃないの?」
生徒「あ、いや、ちょっとお腹痛くなったんで…」
私 「なんでそれ最初に言わないの?」
生徒「いや、そんなには痛くなかったんで…」 ←ウソほぼ確信
   (コンビニの袋見て)
私 「コンビニ寄ってたでしょ?」
生徒「あ、はい。いや、お母さんが弁当作ってくれなくて…」
私 「いつも作ってもらえないの?」
生徒「いや、いつもは作ってもらいます。今日はお母さんも具合悪くて…」
私 「へぇ~、じゃあお母さんに電話してもいい?」
生徒「いや、お母さんはもう仕事に行ってます」
私 「具合悪いのに仕事には行けるの?」
生徒「あ、はい。仕事ですから…」
私 「お腹痛いのにお昼は買えるの?」
生徒「はい、治るとお腹空くんで…」
私 「ふ~~ん、じゃあ仕事終わりに家に電話してお母さんに確認するよ?」
生徒「あ、ど、どうぞ…」

という具合。

電話して、時には生徒の言う通りのこともありますが、
90%以上はウソですね(-_-;)
生徒に嫌われるの怖がってたら、こんな指導はできません…(;´∀`)

人は言い訳の天才

人は
「できない理由」「できなかった言い訳」を考える天才
だといわれます。
上に書いた「遅刻カード」に並んだ「遅刻理由」は、
本当言い訳っぽいのが多いんですね。
すべてが言い訳とは思いませんが、以下はよくあった遅刻理由です(;´∀`)

  • 電車遅れ
  • 自転車壊れた
  • お腹が痛かった
  • お母さんが寝坊して弁当が遅れた
  • お母さんが起こしてくれなかった
  • 途中で変なおっさんに絡まれた
  • コンビニ寄ってた
  • 歩くのが遅かった
  • 起きるのが遅かった

言い訳、というより「開き直り」的な理由もあって…
連日遅刻する生徒の中には、理由を書くのもめんどくさくて、
ねぼー
ねぼー
が続く子もいましたね(-_-;)

しかし同時に
「なぜそんなウソをつくのか?」
という分析も必要となります。

遅刻多発の背景を理解してあげる

しかし現実は遅刻多発の背景に「学校嫌い」「家庭の問題」が潜んでいるのも事実なんですね。
私たちはその点も理解する反面、ここまでに書いた強い指導をすることもあります。
これは社会の約束を教えるとともに、他の生徒への影響もあるからです。

…ですが、こういう生徒は基本的に学校に背を向けているため強い指導は入りません。
我々が努めるのは、一方で強く指導したら、もう一方では担任や保健室が生徒の理解者として話を聞いてやる、等の配慮をするんですね。

生徒にとっては厳しい指導の意味を理解しつつも、
自分への「理解者」の存在は「救い」になります。
そんな役割分担もしながら指導に当たっている現実もご理解くださいね。

時間厳守は家庭の環境も大きい

一方で遅刻に縁のない生徒もたくさんいます。
始業時間の1時間も前から登校する子もいて、そんな子は毎朝職員室に教室のカギを取りに来ます。

そんな生徒と話をして感じるのは、
「時間を守るのが当たり前」
という家庭環境にいることが多いです。

そういう家庭の親は、子どもに
「あれこれ」指示をするわけでもなく、
保護者自身が規則正しく、充実した生活を送っているケースが多いようです。

子はそんな親の姿勢を見て育っているため、
自然と時間を守れる子になるのだ、と思います。

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それでも時間に遅れたら…

連絡を入れる

それでも電車が遅延したりで、時間に遅れることはあります。
私だって車で通勤していましたから、時には事故渋滞で全く進まないこともありました。

そんな時は必ず遅刻する旨学校に連絡を入れてください
いくら遅刻が正当な理由であっても、
連絡なしでは「途中で事故にでも遭っているのか?」
など余計な心配をさせてしまうからです。

連絡しないとどうなるか?

連絡のない遅刻は原則保護者に電話をして確認をします。
「すいません、連絡を忘れていました」
なら、まだいいんですが、
「いつも通りに家を出ましたけど…」
なら、厄介です(;’∀’)

途中で何かに巻き込まれている可能性もあるし、
純粋に「学校に行きたくない」場合だってあるでしょう。
当日がテストや行事の場合は、なお大変です。

そういった意味でも、
遅刻は「人の信頼」を損ねることがあります。
不可抗力でない場合、必ず学校か親に連絡することを忘れないでくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは、、、

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