いつもご覧いただき、ありがとうございます。
まもなく夏休みに入りますが、これからの1か月間を無駄に過ごさないために、
どんなことに心がけるか?を今日のテーマとします。
9月からの自分をイメージしながら読んでいただけるとうれしいです。
今回まずお話するのは「習慣化の法則」から。
「インキュベートの法則」という習慣化の法則を紹介し、
その上でできれば習慣化したくないこと6選。
さらに、学年別に理想的な活用法をお伝えします。
最後まで読んでいただけるとうれしいです。
インキュベートの法則
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【インキュベートの法則】とは、行動心理学でいう習慣化の法則です。
その内容は、
「人は21日間継続したことは〔習慣化〕する」
というもの。
ただし「イヤイヤ継続したものは習慣化しない」とも言われます。
21日(3週間)継続すれば、意識的にやったことを無意識のうちにするようになりますが、
あなたはこの夏休み、どんなことを習慣化したいですか?
以下夏休みに習慣化したくないことを挙げました。
一緒に確認していきましょう。
夏休みに習慣化したくないこと6選!
昼夜逆転
食べ過ぎ・飲みすぎ
スマホ・ゲーム三昧
ひきこもる・孤独
バイト三昧
NO勉
昼夜逆転
夏休みになると、これがけっこう多いんですね(;’∀’)
完全に逆転しなくても、昼まで汗だくで寝てる高校生は多いはず…
(-。-)y-゜゜゜zzz~zzz~zzz~zzz~zzz~zzz~
高校生はいくらでも寝られます!
でも生活リズム狂ったら、休み明けが大変!
もちろん、高校生ならそんなこと承知の上だと思いますが…(-_-;)
子どもの頃通ったラジオ体操(今もあるのかな??)は、規則正しい生活習慣を崩さないためにあるんですね。
食べ過ぎ・飲みすぎ
夏休み、時間を持て余す高校生は、
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気が付くと
冷蔵庫開けてる
んですね(^-^;
暑いから麦茶ガブガブ!
おやつガツガツ!
そしてグダグダ…グダグダ…グダグダ…グダグダ…
スマホ触ってたら、
すぐに喉が渇いて、
ジュースガブガブ!
またまたグダグダ…グダグダ…グダグダ…グダグダ…
ダメだとわかっていても止まらなーい(;’∀’)
水分糖分過剰摂取の夏!
スマホ・ゲーム三昧
自宅にWi-Fiあったら天国ですね~
スマホでギガも気にせず、遊び放題です~
充電の心配も要らないし…
ゲームし放題!
SNSし放題!
動画見放題!
闇バイト?
出会い系?
やばくね?
危なすぎまーーす…((((;゚Д゚))))
ひきこもる・孤独
夏休みだというのに、
汗かかない…
「暑い」と感じたことがない…
猛暑?何それ?
誰とも会話したことがない…
声を出したことがない…
涼しい部屋で息してるだけ…
悲しいなぁ…(´;ω;`)ウゥゥ
バイト三昧
朝から晩までバイト三昧!
夏休みで15万越えもざら!
そこらの新入社員より手取り多いかも??
体壊すよ…(;’∀’) マジで…
大人になったらイヤでも働かなくちゃいけないんだから…
NO勉
1か月以上勉強から遠ざかる
教科書がどこにあるかもわからない…
宿題が何かもわからない…
1学期の授業内容は、もちろん忘れた…
ま、誰かに聞けばいっか~(-_-;)
学年別_夏休みの過ごし方
夏休みは1か月ほど続くので、この時期の過ごし方次第では、
いいことも悪いことも自分に習慣化してしまうんですね。
できれば悪い習慣はつけたくありません。
しかし誰もが一人の人間であり、夏休みくらい楽な方に流れたい、と思うのも自然です。
ここでは、悪い習慣をつけないために、みなさんは何を心がけなくてはいけないか?
を学年別に解説します。
ただ「夏休みの宿題」は、やって当たり前のことなので、ここでは省きますね。
高校1年生には
去年の今ごろは、迫る高校入試に不安な夏休みを過ごしたはずだと思いますが、
今年は入試からも解放されてのびのびした夏を過ごしたいですね。
個人的には高1から夏期講習にガンガン行くのはあまりお勧めしません。
そんなの、高3になったらイヤでも自分を追い込まなくちゃいけないんだから、
今は受験生にはできない経験をした方がいいと思います。
私がお勧めする夏休みの習慣は、
- 早起き
- 家の手伝い
- 部活
- 習い事
- バイト
- 仕事研究
- 個人旅行
- あいさつと靴を揃える
です。
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早起きは当然だけど、生活のリズムを崩さないため。
また何か役割を決めて、家の手伝いを習慣化しましょう。
部活に入っている人は、先輩に追いつけるよう高いレベルで自分を磨きましょう。
さらに何か新しい習い事に挑戦してみるのも、夏休みはいい機会になります。
アルバイトも人生の貴重な経験です。
なるべく近所で、週2~3程度から始めてみましょう。
バイトしながら学生と社会人の違いや、興味ある仕事研究をするのもいい。
バイトでお金を貯めたら、個人旅行なんか行ってみるのもいい。
もちろん自分で計画し、自分の稼いだお金で行く!
プランニングやマネジメントのいい勉強になりますよ~
とにかく、高1の夏休みは有り余る時間を作らないこと。
余った時間は、大体スマホに使っちゃうから、あえて自分でそんな環境を作らないよう気をつけてくださいね。
「あいさつ」と「靴を揃える」習慣を
個人的に高1生につけてほしい習慣として、
あいさつ
脱いだ靴を揃える習慣
があります。
これ出来る子はとにかく
「礼儀正しい」「大人の印象」を感じさせます
周りがあなたを見る目も大きく変わると思います。
まずは21日間続け、自然と習慣化できるといいですね。
高校2年生には
高校2年生の夏休みに最も大切なのは、進路方針です。
進学か就職か?
進学ならその方向性。
就職なら、残りの学生生活でできることや社会人になるための準備など。
進路以外でも、高校2年生は、3年間で一番精力的にやりたいことができる学年です。
下記は一例です。自分のやりたいことを思い切りやってみましょう。
- 早起き
- 家の手伝い
- 部活
- 習い事
- バイト
- 仕事研究
- 個人旅行
(↑ここまでは高1生と同じ) - 夏期講習
- オープンキャンパス
- バイトして投資(NISAなど)
- ボランティア
高1生とダブる内容は上をご覧ください。
進路関係
高2の夏休みは、本格的に進路を考える時期。
まず進学を決めている人は、興味あるジャンルのオープンキャンパスに複数校
行ってみましょう。
オープンキャンパス活用については、私の関連記事もご参照ください。
![](https://daijusan.com/wp-content/uploads/2023/07/27033065_s-300x200.jpg)
さらに夏期講習を受講し、未来のライバルたちとお互いに刺激し合いながら切磋琢磨するのもお勧めです。
また就職を決めている人は、昨年以上に仕事研究をしたり、
高校に足を運んで、今年度はどんな企業から求人が来ているか?を確認しに行くのもいいでしょう。
もちろん求人は「来年も来る」という保証はありませんが、どんな業種が多くて、労働条件はどうか?
など、参考にすべき点はたくさんありますね。
以下関連記事も併せてご参照ください。
進路以外では
進路以外では、アルバイトが貴重な経験となります。
小遣い稼ぎ、というよりも「自分に投資するため」の資金稼ぎ的なバイトがいいです。
自分に投資する、というのは予備校や旅行、資格取得や習い事に使うお金を、自分で稼ぐ経験です。
また、先行き不安な将来に向けて、バイト代から、
投資信託などに投資するのも手です。
ただし新NISAは18歳未満では口座開設ができないので、
まず親権者が証券口座を持つ必要があります。
興味のある人は、おうちの方と話し合ってくださいね。
またボランティアをするのも、余裕ある高2生ならではの貴重な経験です。
バイトは、バイト代という「見返り」を求めますが、
ボランティアは、無償で行う「布施」です。
「布施」とは仏教用語で「人に与えること」を言います。
自然災害後の復旧ボランティアや献血、あしなが育英会の募金活動など…
探せばいくらでもできることがあるし、
「人のために生きる」姿勢は、人の本質的な欲求でもあり、大人の条件でもあることから、
あなたが人間的に大きく成長するきっかけにもなるはずです。
高校3年生には
- 早起き
- 家の手伝い
- 夏期講習、受験勉強
- オープンキャンパス
部活を引退した高3生の夏休みは「進路一択」になります。
4年制大学を目指す人は
大学受験を目指す高3生の夏休みは、原則「受験勉強一色」になりますね。
夏期講習を受講して、毎日予備校に籠るのもいいし、
自宅で缶詰になってもいいから、
1日10時間
は受験勉強しないとね!
貫雪おすすめの塾や通信教育等の紹介は、
このページ上方にまとめているので、ご参考まで!
もちろん睡眠時間を削ってまで勉強してはいけませんよ!
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毎日のスケジュールは、大体こんな感じになるかな?
・勉強10~12時間
・睡眠7~8時間
・食事や入浴2~3時間
・自由時間2~4時間
…くらいかな?
グラフにすると、こんな感じです。
![](https://daijusan.com/wp-content/uploads/2022/07/画像2-300x180.jpg)
かなり酷な生活かもしれませんが、これは…
- 長い人生のたった1~2年だけのこと
- 多くの人が17~18歳で経験する通過儀礼みたいなもの
- 同級生の多くが、こんな生活をしている
- 何か(合格)を得ようと思うなら、何かを捨てる覚悟が不可欠、ということを知る
- これを乗り切った「経験」が将来の自分を強くさせてくれる
というかけがえのない経験になります。
昔の人は、
「若いうちの苦労は、買ってでもしろ」
と言いました。
この言葉の意味は、これをやった人が大人になれば、必ずわかることです。
以下関連記事も併せてご覧ください。
就職を目指す人は
就職希望者にとって、夏休みは最後の追い込みです。
職場見学に始まり、履歴書書きや面接練習に追いまくられます。
担任も、推薦書や調査書の準備や受験者の指導に大忙し!(;´∀`)
社会人になる実感を肌で感じ、自立心や責任感が芽生えてくるのも、この時期です。
就職の流れは、↓にも詳しく書いていますので、併せてご参照ください。
また、学生最後の今だからこそできることを思い切りやってみましょう。
そして、これまでお世話になった方々へ”感謝”の気持ちを改めて実感し、
社会に出る第一歩を踏み出す覚悟を決めましょう。
短大や専門学校を目指す人は
短大や専門学校は、早くから総合選抜型入試が行われることもあり、
すでに進路先が内定している人もいるはずです。
または出願がもう間もなく、という人も多いでしょう。
早くに進路を決めるのは気が楽になる面もありますが、
焦って決めると後に後悔することもあるので、注意しましょう。
詳しくは私の過去記事もご覧ください。
早くに進路先が内定する短大や専門学校志望者に、
老婆心ながら言いたいことがあります。
それは、
- まだ進路の決まっていない同級生がたくさんいる中で、浮かれ過ぎないこと
卒業旅行やバイト、免許取得の話は極力しない方がいい - 入学まで半年以上あるが、勉強する姿勢を忘れないこと
インキュベートの法則(上述)による悪い習慣化をつけないことや、進学後の学習についていける心がけを忘れないよう…
まとめ_夏休みは何よりも「安全」と「健康」に努めてほしい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
とにかく夏休みは、いつも以上に”自分が試される時期”だといえます。
やろうと思えば、大抵のことはできるし、逆に手を抜くことも可能だからです。
高校生の夏休みは、部活や受験勉強に忙しい印象ですが、ここに書いたように、自分を高めるたくさんのことにチャレンジして充実の時間を過ごしてほしいと思います。
記事では休み中の「バイト三昧」を嫌う一方、週2~3程度のアルバイトは推奨しましたが、
部活や勉強以外の「適度な社会経験」を積むことは貴重だと考えています。
しかし年々ネットの普及や夏休みの酷暑が進んでいる現在、有意義な夏休みを送るのに最も配慮するのは、あなた自身の「健康」と「安全」です。
夏は体調管理が難しい時期であると同時に、様々な誘惑や情報に接する時です。
コロナも増加傾向で今も安心できない状況ですし、SNSには危険な誘惑が踊っています。
夏休みは、学校から解放され、あなた自身の判断でどうにでもなる時期ですが、どうか正しい判断の上に、くれぐれも健康に気をつけて安全安心の1か月にしてくださいね。
そして判断に迷ったら、必ず信頼できる大人に相談し、適切な助言を受けてください。
何かに巻き込まれてからでは、なかなかそれを言い出せずに一人抱え込む高校生も多いのです。
みなさん充実の夏休みをお祈りしております。
ではでは、、、今日はこの辺で、、、
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