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今日のテーマは「べき思考」
べき思考とは、○○するべき、△△ねばならない、とか、××すべきでない、という思考のこと。
もちろん、これがすべてダメなんじゃなく、行き過ぎると生きづらい、というのが今日の結論です。
実はこれ、自分自身では「意識してないし関係ないや」と思うでしょうが、実は自分で気づいてないだけで、かなり多くに人に該当する考え方です。
まずは記事最初のセルフチェックから始め、自身の傾向を知りましょう。
さらに「認知の歪み」や「思い込み」という考え方のクセを知り、適切な判断力が培えるよう努めましょう。
そして、この狭い考えに囚われて、実は自分がしんどい思いをしていることに気がついた時、ストンと肩の荷が下り、視界が開けることがあります。
「自分はこんな狭い考えに囚われていたんだ」
という「気づき」が見えた時、人生が変わるのです。
今日の話題は、誰にでも多少は当てはまるところがあるでしょう。
ぜひ自己を俯瞰するつもりで読んでみてください。
最後まで読んでいただけるとうれしいです。
べき思考とは
まず自分が、どれくらい「べき思考」の強い人間かを、セルチェックしてみましょう。
以下の質問に、そう思う、どちらでもない、そう思わない、の3択で、その個数をカウントし点数を出してください。
□ 電車では優先席に座るべきではない □ 電車内で化粧をするべきでない □ 歩きながらスマホを操作するべきではない □ SNSでフォローされたら、フォロバするべきだ □ 先輩や先生には敬語を使うべきだ □ 理不尽だと感じる校則でも、守るべきだ □ 先生が生徒を呼ぶときは「さん付け」で呼ぶべきだ(呼び捨てやあだ名で呼ぶべきではない) □ どんな事情でも、休み時間に授業が食い込むべきではない □ 始業のチャイムまでに生徒はベル着し、先生は授業に来るべきだ □ 感染防止のため、マスクは常に着用すべきだ □ 自転車の二人乗りはするべきではない □ 部活には入部すべきだ □ 18歳になったら選挙に行くべきだ □ 高校生はバイトするべきではない □ 高校生は染毛や化粧をするべきではない □ 高校生は運転免許を取るべきではない そう思う=2点 どちらでもない=1点 そう思わない=0点
以上の16問から診断し、自分の得点を出してみてください。
22点以上 | かなり「べき思考」の強い人です。診断項目はどれも「間違い」ではありませんが、あまりに一方的に思い込むと、柔軟性に欠ける「難しい人」という印象を与えることも…。 |
16~21点 | バランス良い思考力の持ち主です。しかし時にはその曖昧さが周囲の反発を買うことがあるかもしれません。協調性を磨くとより良い関わりを築けるでしょう。 |
9~15点 | 優柔不断で道徳心に欠ける一面が見られます。自分ではわからないところで、周囲の反感を買うことがあるかもしれません。自分では大丈夫と思うことが、案外そうではないこともたくさんあることを理解しましょう。 |
8点以下 | よく言えば自由奔放。悪く言えば自分勝手な一面を持っています。社会には常識と同時に幅広い価値観と多様性があることを知り、自身のバランス感覚を磨きましょう。 |
認知の歪み

「認知」とは、物事の捉え方のこと。
べき思考も認知のひとつであり、その度合いを↑のチェックで確認したところです。
そして、これが歪んでいることを「認知の歪み」と言います。
身近な例を挙げると、
友だちに送ったLINEが既読になっているのに、なかなか返事が来ない時、
「忙しいのかな?」
と思うか、
「嫌われてるのかな?」
と思うかが認知の違いです。
この歪みが極端だと、必要以上に自己否定したり、ネガティブな感情ばかりが先行するため、イライラが多く、悲観的になり、気分が晴れない毎日を過ごすことが増えます。
しかし認知の歪みは、誰もが持っている「考え方のクセ」ですから、
セルフチェック等で分析し、自身の考え方や捉え方を改善できるよう努めてみてはいかがですか。

思い込みの怖さ

認知の歪みをより堅固にするのが「思い込み」です。
もちろん思い込みは誰にでもあるし、これがよい方向に作用することもしばしばですから、これを一方的に否定するのではなく、思い込みの功罪を知り、それを効果的に活用する方法を考察しましょう。
もうすぐ入試を控える受験生にとって「自分はできる」「絶対に合格する」と思い込むことで、持てる力を十分に発揮することができたり、部活の試合なんかでも、自身を鼓舞するために「勝つイメージ」を強く思い込むことで、これが現実になることもあります。
大学生になった自分や、賞状を持った将来像をイメージするのも効果的で、こういう前向きな思い込みは、よい方向に導くプラスの思い込みです。
一方で「自分はダメだ」「周りが賢そうに見える」など、負の思い込みに囚われて力を発揮できないこともあります。
極端な例では「目が合ったので自分に好意があると思った」と勝手に思い込み、ストーカー事件に発展することだってあります。これは認知の歪みが間違った思い込みとなり、それに支配されて他を受け入れられない”べき思考”から来る不幸です。
こんな思い込みに縛られた時は、別の見方や考え方がないか?と自問自答してみることです。
私も考え方を変え、急に心が楽になった経験が何度もあるので、無意識で思い込んで自分を追い詰めていることはないか?常に一歩離れたところから自分を顧みる意識をもつようにしてくださいね。
以下のサイトからあなたの思い込みの強さをチェックして、
客観的に自分自身を診断してみましょう。
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まとめ
古代の哲学者ソクラテスは、
「汝自身を知れ」
と言いました。
また書家の相田みつをは、
「一番わかっているようでわからぬこの自分」
と書いた作品を残しています。
今日のテーマは自分自身を知ることですが、
これはとても難しいことであるとともに、
自分自身を知ることは、他人を理解する上でもとても重要なことなのです。
なぜなら自身の価値観が、その人にとってのスタンダードであり、
これを客観的に知らなければ、無意識に他人にこれを強要したり、価値観の合わない人を排除しようとする傾向があります。
つまり「汝自身を知る」ことは、同時に多くの価値観や考え方を知ることであり、結果的に良好な人間関係を育むことができるでしょう。
高校時代は自分探し、つまり自身の生き方を模索する時期です。
自分自身の傾向を知り、人との付き合い方や進路選択に資すれば…との思いで今日の記事を執筆しました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは、、、また次回、、、
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