【入学/進級】おめでとう!_新生活を充実の毎日とするためのコツ

学校生活
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いつもご覧いただき、ありがとうございます。

この春、新入学や進級を迎えたみなさん、おめでとうございます。
入学式や始業式を終え、まだまだ緊張の毎日だと思いますが、
期待も大きい時期ですね。

そして先生も生徒も、この時期は1年で最もモチベーションの高い時です。

今みなさんの気持ちは「やる気」に満ちているはずですが、
現実これを維持するのは難しく、
5~6月になると、多くは今までどおりの自分に戻っちゃうんですね。

これはもちろん高校生ばかりではなく、
大人だって似たような毎年を繰り返します。

しかし!
中にはこのモチベーションを維持し続ける人もいるんですね。
そんな人は”どんな”人で、どうすればこれを維持できるか?
ということを今日のテーマにします。

よりよい高校生活を創造するためにも、
これからの自分を長い目で顧みる機会になれば、、、と思います。

最後まで読んでいただけるとうれしいです。

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人は飽きやすい動物

4月の今は、見るもの聞くものすべてが新鮮で、刺激的な毎日なんですが、
この生活に慣れてくると、
そんな刺激は大抵どこかに行っちゃうものなんですね。

これは、いくら大好物でも毎日毎日焼肉食べ放題だと、すぐに飽きてしまって、最後は「見るのもイヤ」ってなる心理に似ています。

今のみなさんを例えると、
焼肉食べ放題に来て、最初のお肉を食べてるくらいなんですね。
お腹も空いてるし、
「あれもこれも食べたい」
期待大の時間帯です。

何種類か食べ進めるとお腹も満たされてきて、
もっと食べたいものと、もう食べたくないものが出てきますね。
高校生活に例えると、これが部活や勉強だったり、時には人間関係だったりになります。

しかし焼肉ならともかく、
そんな気持ちで高校生活の1年(3年)を過ごすのは、あまりにももったいない、、、

ではどうすればずっと前向きにこの1年を過ごせるのか?

今日はそのためのポイントをみなさんにはお伝えしましょう。

高校生活を充実させるコツ

日々の”振り返り”と小さな”目標設定”を(日記を書く)

野球部の大きな目標は「甲子園」ですが、
はるか遠くの甲子園ばかりを夢見て練習に励むよりも、もっと身近な目標設定を一つ一つクリアしていく方がモチベーション維持には有効です。

部活でいえば、
まずは今日1日の練習を昨日以上の質で終えるために、
「昨日の反省点を改善しよう!」
といった小さな目標設定をし、
それがクリアできたか?を顧みて、
また翌日の目標設定をする、という具合です。

「昨日は声が出ていなかったな。だから今日は昨日以上に声を出してチームを盛り上げよう」
っていう感じです。
そして練習後は必ずこれを振り返り、小さな達成感を積み重ねていくのです。
つまり、

ライバルは常に「昨日の自分」なんですね。

学習面でも、人間関係の面でも、そんな小さな目標を立て、達成感を積み重ねる習慣をつけてみましょう。
これは心理学でいう「自己効力感(自分はできるという感覚)」を育むためにも有効な手段です。

そしてこれを継続するために、できれば「日記」を書く習慣をつけてみましょう。
無料のスマホアプリもたくさんありますから、ひとつ始めてみてはいかがですか?
もちろん目標ばかりではなく、今日あったいいこと・イヤなことを書き出すのは、
精神衛生上にも有効です。

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とにかく楽しむ

2つ目のポイントは、
とにかく楽しむ
ことです。

ここで言う「楽しむ」は、
enjoyfun
に加えて、
interesting
のニュアンスも含んだもの、だとお考えください。

まず、
勉強や部活は「真剣に」やればやるほど、
実は奥が深く素晴らしい体験なんですが、
これを体感するために、

真剣にやると楽しい
そして
楽しいから真剣にやる

こんな好循環を高校生活で確立できるようがんばってみてください。

そのためには”中途半端”ではいけません!
とにかく本気でやってみるんですね。

「もっとできるようになりたい」
「もっと知りたい」
「もっとやりたい」

勉強や部活にこんな感情が生まれたら、
あなたは高校生活を十分楽しみながら取り組んでいることになります。

もちろん本気でやれば自身が充実しますから、明るく積極的に生きられるし、自然と笑顔も増えるはずで、
それに伴って、いい人間関係も構築できますからね!(^^)!

もうひとつは、
「ポジティブシンキング」を心がけることです。

ポジティブシンキングとは、何でも前向きに考える思考法で、
有名なのが「ボトルの水」に例えた次の考え方です。

この瓶の中に水が、

まだ半分も入っている

か、

もう半分しかない

と思うか?
で、同じ現象も受け止め方は正反対になる、というもの。

身の回りに起こる様々な事象には、
このような良くも悪くも考えられることがたくさんあって、
なるべくなら、前向きな考え方を習慣づけるように努めることです。

つまり、学校生活も勉強も部活も、
「辛くて苦しい」
と思えば、イヤになるし、
「明るく楽しいもの」
「自分の成長のために与えられた試練」
と思えるよう自分に言い聞かせることが、
気持ちの持ち方として大切ですね。

良好な人間関係を知る

人の悩みの多くは”人間関係”に依るものだといわれます。

それくらい良好な人間関係を築くのは、大人になっても難しく、
そのコツを伝授する情報はそこら中に溢れています。

詳しくは過去記事にも書きましたが、
高校生が良好な人間関係を築くには、勉強や部活等の苦労を共有できることが最大の条件です。

人はいくつになっても「社会的欲求」という”集団に帰属したい”と欲する本能があります。
さらに「承認欲求」や「自己実現欲求」という”自分の目指す生き方”を欲する本能もあります。

しかし帰属先が、
寂しさを紛らわすための集団か?
互いを認め高め合える集団か?

で、あなたの高校生活は大きく変わります。

人生で一度、たった3年間の高校生活を充実させるためには、
あなたが大きく成長できる人間関係を構築することが必須なんですね。

高校時代の人間関係は、
原則的に「楽を共有」するより「苦労を共有」する関係の方が、いい繋がりが生まれます。

勉強や部活、体育祭や文化祭を乗り越える中で育まれる人間関係を構築するよう努めてください。
自己実現欲求を追い求める者同士でいい関係を築くこと、これが何よりも大切です。

モデリング(観察学習)

モデリングとは、カナダ人の心理学者アルバート・バンデューラ(1925~2021)が提唱した理論。

これは「観察学習」ともいわれ、モデルとなる他者の観察と模倣によって成立する学習法のことです。

わかりやすく例えて言うと、
野球好きの少年が、大谷選手に憧れ、その口癖や仕草、フォームなどを観察し真似ることです。

「学ぶ」の語源は「真似ぶ」だといわれるように、
学習とは誰かや何かの「真似」をすることが基本です。
言葉の習得は周囲の真似によるものだし、
虐待を受けて育った子は、自分が親になった時、虐待に走ることが多いという現実も、負のモデリングだといえます。

あるいは、小学校低学年では「はい!はい!」とみんな手を上げるのに、
高学年になると、周りを気にして誰も手を上げなくなりますが、
これも無意識のモデリングなんですね。

このように周囲の環境が”モデル”になり、自分も無意識にそれを真似てしまうこともあるのがモデリングの危険なところでもあります。

高校に入学したみなさんには、ここで多くの新しい出会いが待っているはずです。
そしてその中に、心から尊敬し憧れる存在に出会うこともあるでしょう。
それは先輩や先生かもしれないし、テレビやネットの世界にいる人かもしれません。
…が、そんな憧れの存在に出会い、その人に少しでも近づきたいという気持ちで、真似をすることはごく自然な行為なんですね。

進学校では周りが勉強するから、そんな環境で自分も勉強するし、
その逆もまた然り。

そんな人の心理を知り、
どんな環境に身を置くのがよいか?
や、
どんな環境を創造するのがよいか?
ということを考え行動できるようになれば、
あなたは一歩大人への階段を昇ったことになるはずです。

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まとめ_誰もが一度しか経験しない高校生活

本稿の最後に、
みなさんに知ってほしいことがあります。

みなさんはどんな理由であれ、高校に進学した以上は、
ここで充実した毎日を送り、成長する権利と可能性を持っています。

もちろん3年間の高校生活が、すべて充実の毎日ではあるはずはありません。
困難は日常だし、時には立ち止まったり、後退を余儀なくされることもあるでしょう。

しかしそんな困難も、時が過ぎれば必ず「貴重な体験」となるのが
高校生の大きな「武器」なんですね。

なぜ武器になるか?というと、
みなさんにはこの先まだ長い人生が保障されているし、
たとえいま停滞や後退をしても、
将来的に、そこには何らかの「学び」があるからです。

今はそう感じなくても、
時間が経てば「いい経験だった」
と思えることが、実はたくさんあるんですね。

あの時の困難や失敗が、自分を変え大きく成長させてくれた、
という思いは、大人なら誰もが1つ2つは持っている感情なのです。

つまり「学び」には
時間が経たないとわからないこともたくさんある、ということを知ってください。

一方で、大人になればなるほど、
その先の人生は短く、知力や気力、体力も落ちてくるので、
困難から学ぶことは少なくなっていくんですね。

高校生活の3年間は、誰にとっても一度きりで、
しかも長い人生のたった3年間に過ぎませんが、
その後の人生で振り返った時に気付く
「財産」がたくさん得られる時間です。

だから「若さ」は武器になるのです。

そんな中で記事中にも書いた「楽しみながら」高校生活を送るためにも、
笑顔を忘れず、明るく充実の毎日をお過ごしくださるようお祈りしております。
いい1年にしましょう!

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