【尊敬する人】は、あなたの人生に大きな影響を与える存在

人間関係
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いつもご覧いただき、ありがとうございます。

今日のテーマは【尊敬】
英語ではリスペクト(respect)といいます。

中高生になると、心の底から「憧れ」「尊敬する」人が現れるものです。
それは身近な人だったり、ネットやテレビの世界にいる人などさまざまですが、
みなさんの年代頃に尊敬する人は、あなたの人生に大きな影響を与える存在です。

ただ今日テーマにするのは、
推しや恋愛対象とする人だけではありません。

その生き様や人柄、技術や能力等に惚れ込んで、
「尊敬せずにいられない」
という感情になる人のこと。

要はあなたの「理想の生き方」や「憧れ」になる人を指します。

人が人に心から惚れこむと、
どうなるのか?
とか、どんな効果があるのか?
といった内容で記事を書きたいと思います。

今日は短い記事になりますが、
最後まで読んでいただけるとうれしいです。

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尊敬の念をもつ効果

私史上最も尊敬するM先生の思い出

私は高校時代に惚れ込んだ筑波大学のM先生に憧れ、受験校を決めました。
(もちろん、それ以外にも目指した理由はたくさんありましたが…)

今思えば、その世界ではものすごく偉い先生だったにもかかわらず、
先生の「いつでも遊びに来てください」という言葉(社交辞令??)に甘え、
大学時代は、憧れだった先生の自宅に押し掛けたり、食事に誘ったり…、
一度だけ失恋の相談までしたことがありましたね(^^;

ホント怖いもの知らずな学生でしたが、いつもM先生は私を気さくに受け入れてくださり、
専門以外の人生論やら先生の昔話など拝聴できたことは、私にとって一生の財産になりました。

ご自宅にお伺いすると、いつも奥様から手料理を振る舞っていただき、
浴びるほど酒を飲まされるんですね(;’∀’)
先生もほろ酔いになり、時には大学では話せないようなお話も聞かせていただきました。

その中で最も印象的だった先生の言葉は、

「君たちは羨ましい…。自分の好きな勉強を好きなだけできる」

でした。

先生は昭和3年生まれ。
高校時代は特攻隊に所属し、勉強どころではなかったそうで…

その時は先生も私も、かなり酔っていたように思いますが、
まだ若かった自分への”本気”のメッセージに聞こえたので、よく覚えてるんですね。

いつも先生宅からの帰り道は、ベロンベロンでしたね(^^;

M先生に認められたい

M先生は、その道では誰もが知る第一人者でした。
テレビ出演や著作多数の有名人です。

もちろん私は先生の足元にも及びませんが、
それでも大学時代はとにかく

先生に認められたい

その一心で、講義や実習に臨みました。

そのせいか?
私の授業課題を先生の著作に二度も紹介していただいたこともありまして、
数少ない私個人の「承認欲求」が満たされた学生時代の思い出です。

その人に「近付きたい」とか「認められたい」と思うからこそ、がんばることができる

そんな意味で、
憧れの存在は、
あなたを成長させてくれる存在です。

特に若い頃は、多少の無理もきくし、私のように「怖いもの知らず」な一面もあるので、ぐんぐん前に進めるんですね。

加えて、
「若い=将来性がある」ので、
大いに応援してくれるし、
多少のことは大目に見てくれる面もたくさんあるんですよ。

だから若いうちは、
たくさんチャレンジし、時には失敗もするけど、
これを繰り返しながら成長してほしいですね。

そしてただ単に
「憧れてるだけ」は、やめましょう!

「憧れ」の存在に
「近付きたい」とか「認められたい」という思いがあれば、
より力強く前に進めるはず!

誰かを「尊敬する」のは、
あなたにとって、そんな効果もあることを知ってくださいね。

「学び」の構造

「学ぶ」の語源

みなさんは「学ぶ」の語源を知っていますか?

「学ぶ」の語源は、

真似ぶ

つまり、
「真似をする」
がその語源だそうです。

人の成長を振り返ると、
言葉の習得などは、
完全に「人の真似」なんですね。
家族が方言で話せば、子どもも同じ方言を使うのは、
真似をして覚えている証拠。
真似の対象は、家族など身近な人たちです。

子どもには善悪の判断はできませんから、すぐに親の真似をします。
タバコを吸う親の姿を見て、タバコを食べちゃったって事故もあるくらいです。

子どもが大人の真似をするのは、
その行動を”なぜ”するのか?
わからない時だそうです。

そして理由がわかると真似しなくなるそうですが、
人はそんな繰り返しで、思考力や判断力が育つ、
といわれています。

ミラーリング

ミラーリングとは、スマホ画面をテレビに投影すること…

ではなく、
心理学用語として、次のような意味も持ちます。

相手を真似ることで、親近感を抱かせること

これは、
相手の口癖や仕草を、さりげなく自分も真似ると、
無意識で親近感を覚える、というもの。

もちろん何でも真似れば親近感を抱くわけはなく、
「さりげなく」
かつ
「ネガティブな真似はしない」
といった基本的な法則は守るんですね。

そして
あなたが「憧れ」「尊敬し」「好感を持つ」人の仕草や口癖は、
自然と真似てしまってることが多いんですね。

これは、真似ることで、その人と少しでも同化し近づいた気持ちになるからです。

私も大学時代、特に意識しないのに、M先生の口癖や歩き方などが「似てる」とよく言われました。
自宅を建てた時も、書斎は先生のご自宅の部屋をモデルにしましたし…(^^;

先生のミラーリングをすることで、尊敬する先生に近付きたい気持ちから自然とそうなったんでしょうね。

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最後に_教員になってから

こんな私も、教員になってからは、生徒に慕われる存在であるよう努めてきたつもりです。

しかしすべての生徒に慕われたわけではありません。
心から慕ってくれる生徒もいましたが、逆に私を大嫌いだった生徒もたくさんいるはずです。
それは人と人とのお付き合いである以上、避けられない現実だと思っています。

誰だって「人から嫌われたく」はありませんが、
それを恐れるあまり、ご機嫌取りばかりに走ることもできません。
教員は、時に嫌われ役を演じることも必要なんですね。

さらに、人と人との”相性”もありますから、どうしても合わない人は現れます。
これは、どんな人気者にも「アンチ」がいるのと同じ現象ですね。

教員を辞めた今、私の宝物は、生徒からもらったたくさんの色紙や手紙です。
部活やクラス担任で本当にいい関係を築けた生徒からのもあれば、
卒業まで散々手を焼いた生徒からのもあります。

どれも懐かしく、私の中では高校生のまま時間が止まっている生徒達ですが、
今ではみんな立派な大人になっているはずです。

そして少なくともそんな生徒達に多少なりとも慕われて、
その成長に寄与できたことを幸せに思います。

さらに私と同じ道を志し、今やその道で立派に活躍する元教え子たちは、私の作品であり誇りでもあります。

人が人に憧れる、というのは、本当に素晴らしいことです。
そして、

人を変えられるのは「人」しかありません

どうかみなさんの今後の人生で、心から尊敬できるよき人との出会いに恵まれますように。
人は一生で1~3万人の人と出会うといわれます。
その中には、あなたの人生に大きな影響を与える人もいるはずです。

ぜひ偶然の出会いを、必然のものに変えていきましょう。

そう考えて、これからの人生をより楽しみなものとしたいですね!
だからこそ、ぜひこれからも良き出会いを!

ではでは、、、今日はこの辺で、、、

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