いつもご覧いただき、ありがとうございます。
高校教員歴30年以上の貫雪です。
今日は進路が決まらない高3生に向けたお話をします。
そろそろ学期末三者懇談の案内も出る季節。
高3生にとっては、進路の方向性を左右する大事な懇談です。
しかし自分のやりたいことや適性がよくわからない人は、不安な毎日を過ごしているのではないでしょうか?
今日はそんな高3生に、より充実した懇談の流れと、進路決定への考え方を説明します。
三者懇談の流れ
高3生の三者懇談の流れは、概ね下のようになります
- あいさつ
- 1学期通知表を渡され、学期のふりかえりを話し合う
- 家庭での様子を保護者と生徒から聞き、評価と改善を話し合う
- 進路の話
- 夏休みの過ごし方を三者で確認する
という流れを、一組15~20分程度で行うので、
出たとこ勝負ではなく、ある程度方針を考えて懇談に臨んだ方が、時間を有効に使えるでしょう。
進路の話
20分ほどの懇談で、一番時間を割くのが「進路」です。
「進路」は高3生最重要課題と認識しているので、
担任は、生徒の状況に応じて必要な助言や資料を準備します。
また生徒や保護者の希望を聞き取り、それに即した最適解を導けるよう、
日頃から進路研究をされています。
進路希望がはっきりしている人
ですから、自分の希望が明確な人は、進路実現に向けて、今日以降の生活について、
よりベターな過ごし方を確認するのが主な内容になります。
具体的には以下のような
「受験勉強計画」です。
- 模試の活用法
- 各教科の学習計画(過去問にいつから取り組むか?)など…
- 本命校と抑えをどうするか?
- 塾や予備校、オンライン、学校の補習、自宅学習をどう配分するか?
- その他、学校でしか手に入らない情報入手
上記のようなことで確認したいことがあれば、
事前に質問を用意して、三者懇当日、担任や進路担当に確認してみましょう。
また懇談の申し込み用紙に予め質問を書いて提出すれば、担任の準備もやりやすくなります。
進路希望が決まっていない人
進路希望が決まってない人は、以下のどの段階から決まっていないのか?
を確認し、順を追うように方向性を確認する話し合いが中心になります。
進路実現を段階順に書くと、
- 進学か就職か?
- 文系か理系か?
- 取りたい資格はあるか?
- 4年制大学か短期大学か専門学校か?
- 自宅通学か自宅外通学も可能か?
- 浪人は可能か?
- 自分の適性について大人はどう見ているのか?
- 保護者の希望は?
- 学部学科は?
- 国公立か私立か?
- 自分の学力で狙えそうなレベルは?
- 具体的な学校名(本命と併願校)
- 学校研究や今後の学習計画について
上記は4年制大学の確認事項になりますが、
校種によっては、いくつかの確認事項を飛ばしても大丈夫です。
自分が決まっていない段階から何を考える必要があるのか?
を確認し、懇談までに質問を整理しておきましょう。
またWeb上でも適性診断ができるので、活用してから臨むのも手です。
適職・適学診断(Benesseマナビジョン)
適性・適職診断(進路ナビ)
また私の過去記事にも志望校決定や三者懇談の関連記事を書いていますので、
参考にしてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ではでは、、、
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