女子生徒の【化粧】は是か非か?_外見は内面の一番外側

学校生活
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いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今日は先日ネット上に上がっていたニュース

学校「化粧するな」→社会人「化粧はマナー」…これって理不尽?「学校は勉強する場所」「むしろ授業にしても」と賛否両論 (現在はページ削除)

から、私なりの思いや経験を記事にしようと思います。

私はおっさんなので、化粧には縁のない人間ですが、
教員時代は女子生徒の化粧指導に手を焼きました。

生徒指導室には「メイク落とし」が置いてあり、
そこまで連れていき、目の前でメイクを落としてもらうんですね(;’∀’)
人によっては別人になる子もいて、驚きます(^^;
しかしメイクを落として部屋を出た直後トイレに籠り、
またばっちりメイクし直して出てくるんですね(;’∀’)
完全イタチごっこでした(;´∀`)

最後まで読んでいただけるとうれしいです。

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女子高校生お化粧事情

指導が難しい

教員時代は女子生徒のメイクに手を焼きました。
校則でメイクは禁止→その場で落とさせる
と決まっていましたが、すんなりこれに従う生徒はほとんどいません。
逃げる生徒を追いかけて、トイレに逃げ込まれたこともあります(;´∀`)

ま、本心ではこんな指導はやりたくありませんでした。
今だからカミングアウトしますけど、
私は、ナチュラルメイクで、それが似合ってる子には特に何も言わなかったです(^^;
「差別だ」「不平等だ」と怒られそうですが、化粧に嫌味を感じる子と、感じない子がいたからです。

教育困難校での経験

ケバい!

私は若いころに、地域の困難校に7年間勤務した経験があります。
異動した最初は、前任校との違いに戸惑うばかりでしたが、
中でも女子生徒の「ケバさ」には完全に「引き」ましたね(;’∀’)
口元真っ赤…まつ毛ボッサボサ+カラコンで目デカ杉…チーク付け杉…髪茶っ茶…

授業中も机の上にはメイク道具が並び、机上の鏡ばかりを眺めている生徒もいました。
飲み屋のお姉さんみたいのが半分、オタクタイプが1/3、残りが見た目普通。
っていう学校でしたね(;´∀`)

クサい!

ケバい生徒は、たいていクサかったです(-_-;)
みんな香水振りまくってるんですね💦
それが混ざる教室の異様な臭さ…
特に体育後の昼休みは最悪です(-_-;)
汗と弁当と香水が混ざった空間って想像できます?

私は一度だけ生徒の目の前で

「臭っ!!」

って言ってしまったことがあります💦

そしたら、

「先生はシャネルの〇番の良さがわからんの!?」

と逆ギレされました。

「付け杉じゃ!」

とこっちも反論(^-^;

クロい!

20世紀の終わりごろに流行った「ガングロ」って
知ってますか…??(画像はこちらから)
顔真っ黒で、くちびる真っ白。
「やまんばギャル」って言われてたかな?

ある日廊下を歩いていると、
教室の戸がガラガラー!と開いて、
ガングロギャルが私の目の前に飛び出して来た!!

「うわーーっ!!」

と腰を抜かしかけた私(;’∀’)に、

「なんでそんなにビックリするんよーー!?」

「いや、その顔怖いわー」

「嘘や!かわいいやろ!?」

と言い残してヤマンバはトイレ直行!

「ウソちゃうし…」

人気校での経験

ガングロ事件から2年後、私は地域の人気校に異動しました。
異動してまず思ったのが、
「世界が違う(;’∀’)」
でした。

ノーメイクの子もたくさんいましたが、
メイクしててもみんなナチュラルで、ほんとにかわいいんですね。

「何?この差は…?」

ほぼ同じ時代で、同じ年代の高校生のこの差に、最初は戸惑うばかりでした(^-^;

結局、12年もそこに勤めた私が、
自分なりに思ったのは、
「価値観の差」
でした。

私が「美しい」と感じるものを、
彼女たちも「美しい」と感じてくれる。

そういう似た価値観だから、
教員としていろんな指導がすごくやりやすかったですね。
ここは、教員時代で一番いい思い出の残る学校になりましたね。

この2校を経験してわかったこと

コンプレックス

私がこの2校を経験して思ったこと、
それはメイクには
「隠す」「魅せる」
の2つの心理がある
…と、勝手に思っています。

教育困難校のケバケバメイクは、とにかく
「自分のコンプレックスを隠すため」
やっているように見えるんですね。
この子たちの口癖は、
「私アホやし…」
でしたから、
そんな自分のコンプレックスを、
外見だけでも見せないように、
派手な化粧をして、自分を納得させていた
のだ、
と思うようになりました。

一方で2校目の生徒たちは、
人気校に合格した自分への自信があり、
周りも美人が多かったので、
自然と
「自分をより魅力的に見せるため」
のメイクをしているように感じました。

高校生らしさって何?

メイクやファッションに流行りがあるように、
それに対する「美意識」も時間が経てば変わっていくものだと思います。

私の高校生時代には考えられなかった高校生の化粧に、
今日(こんにち)も強い抵抗を覚える人は少ないでしょう。

いまでも
高校生らしさ
ってよく言われますね。
でも、これをうまく説明できる人に私は会ったことがありません。

高校生らしさって、そもそも大人が決めることなのかなぁ??
大人が決めようとするから、ぎくしゃくするんじゃないかな??
って思ったりもします。

私の考える高校生らしさを「外見」で言うと、
「その時代の高校生そのものの姿」です。

昔は短かったスカートが、今では膝丈になり、
昔は長かったソックスが、今では短くなった…

という、その時代の高校生にしかできない見た目。

しかし、昔から変わらない高校生らしさは、
その「内面」にあります。

素直で純粋で、
傷つきやすくて、
いつも悩んでいる
本気を出したら猪突猛進
早く大人になりたかったり、
なりたくなかったり…

そんな高校生の内面は、昔から変わらない「高校生らしさ」なのかな?
そして、理想はそんな内面を伸ばす指導をしたいですね。

内面を整えたら、子どもは大きく荒れないと思います。
メイクも皆が受け入れられる自然なものになるでしょう。

これを読んでいる高校生のみなさんへ

高校生のみなさん、
人を見た目で判断しないでほしい」
と思うのなら、あなたの中身で勝負してください。

中身がスカスカなのに、
「外見で判断するな」
と文句だけを言わないでください。

外見は内面の一番外側です。

個人的に「メイクがダメ」とは思いませんが、
あなたの中身を映し出す鏡であることは確かです。

ぜひとも、今の時期に自分の内面を磨くことに
努力を怠らないでください。

一番の「美人」になる方法はこれしかない、
と私は思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは、また次回に、、、

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