【子は親の鏡】_親から子への最高の贈り物は?

保護者向け
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今日は保護者に向けたお話をします。

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子は親の鏡

不幸は繰り返す

今も時々ニュースを騒がせる”児童虐待”
親がパチンコ中に、車に残された子が熱中症で亡くなった、というニュースは毎年これからの季節に聞く痛ましいニュースです。
「車にエアコンをかけていた」
なんて言い訳に、
「それでも放置したこと自体に反省は無いのか!?」
と怒りさえ覚えます。

そして虐待のニュースでよく言われるのは、
「虐待を受けて育った子は、親になったら虐待を繰り返す」
ということ。

子どもにとって、

最も身近な大人のモデルは「親」

なんですね。

だから、虐待を受けて育った子は「それが親の姿勢」だと学習し、
自分が親になった時に、これを繰り返してしまうのです。

いくら児童虐待が「ダメなこと」と分かっていても、
自身の経験がそのように刷り込まれているので、
虐待以外のしつけ法を知らないことにより起こってしまう悲劇です。

虐待を受けて育ち「親」になった人へ

自分が幼少時に虐待を受けて育った、という自覚ある人は、
ぜひ「子育て」に関する勉強を、1からやってみてください。

勉強しなければ、人は成長しません

短大の幼児教育や、4年制大学の教職課程でやるような、
「発達心理学」や「教育原理」「道徳教育」など…
子どもがどんな過程で成長し大人になっていくのか?
…という漠然とした成長を、学問として学んでみてください。

そんな時間もヒマもない、という方は、子育てに関する書籍を読んだり、
情報交換できる人間関係を築きましょう。
先輩ママ友は一番身近なモデルになるかもしれませんね。

経験こそ最高の贈り物

親が子に贈る最高の贈り物は

「経験」

です。

してやれる経験は各家庭によって違うと思いますが、
親が子に「ふさわしい」と思う経験をたくさんさせてやることが大切です。

我が家では、子どもが小さい時から、とにかくいろんな所へ連れて行きました。
映画や遊園地、美術館や博物館、釣りやラフティング…
家ではいつもお絵描きや新聞紙を切り抜いて「新しいニュースを作る」ゲーム…www
なんだかよくわかんないけど…(^^;

特に母親がマメで、特に想像力を育むような遊びを考えて、いつも子どもたちと一緒に遊んでいましたね。
部活は、子どもと同じように関心をもって、いつも話し相手になっていたし…、
そのおかげで、子どもたちは部活も勉強も頑張る、優しく真っ直ぐな子に育ちました。

もちろんテレビゲームもスマホも、家庭内でのルールを決めて買い与えました。
これだけ子どもたちの間に普及しているものを「弊害」ばかりを気にして買い与えないのは、
「適切な使い方」という大切な「経験」をさせないことでもある、と思ったからです。
マリオパーティーや桃電は家族でよく遊びましたねwww

高校生の子を持つ保護者のみなさんへ

高校生はまだまだ親の保護下にある立場ですが、
一方で自立心も旺盛な時期なので、親子の距離感が難しい年頃です。

三者懇談で困る親

私は教員時代、多くの親子を見てきました。
高校では、1学期末に「三者懇談」があるんですね。

三者懇談は、学校生活や成績、進路の話が中心になります。
話の内容自体は、
「もう少し頑張ろうね」とか「よく頑張ったね」「夏休みを有意義に過ごしてね」など、
通り一遍的なことが多く、
どちらかと言えば、三者懇談を機に、前に進むきっかけが掴めればいいな、という感じです。

…ですが、三者懇で一番困る親、
それは「親ばかりがひたすら話す」パターンです。

三者懇とは本来、子どもの気持ちや希望、反省、目標などを聞き、それを受け止め、
適切な指導助言を与える意見交換の場、であるはずなのに、
子どもの気持ちよりも、親の気持ちばかりを聞かされるんですね(-_-;)

結局、子どもの気持ちより、親の気持ちが主題になって、
全く話が進展しない…
こういう懇談ほど「時間を無駄にした」と感じて、むなしく終わりを迎えます。

それとは反対に、子どもの話をうまく引き出す親もいます。
親がうまく子どもに質問をしたり、相槌を打ったりし、
子どもに気持ちよく話をさせる親もいるんですね。
いわゆる「聞き上手」というやつです。

こんな親の元で育つ子は、常に安心できる家庭環境にあるため、
情緒が安定し、人間的にも、また学力や生活面でも問題のない子が多いように思います。

子はいずれ親元を離れる

子どもは早かれ遅かれ、いずれは親元を巣立ち、自立して行きます。
最初にも書いたように「子は親の鏡」ですから、
自立した子どもたちは、親から受けた「経験」を基に、自分の人生を彩っていくでしょう。

もちろん、親はそのタイミングで上手に「子離れ」をする必要があります。
特に社会人になったら、基本的に口出しはしないことです。
子の人生に、紆余曲折はあると思いますが、子どもは「親を手本」として、
いくつものハードルを乗り越えて力強く生きていけるはずです。

そして順番通りなら、親は子より先に旅立ちます。

親の役目とは、そういう人生を送るであろう我が子に対して、
自分の足で立って、力強く前に進んでいける

「根っこ」

を育ててあげること…に他なりません。

子どもを信じましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは、、、


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