いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今日は「なかなかやる気になれない」高校生へのメッセージです。
2学期も間もなく終わりますが、クリスマスやお正月を控えグダグダの高校生が増える時期です。
もちろん3年生は入試直前でそれどころじゃありませんが、
特に1,2年生は一息つくのにいい季節ですよね(^^;
しかし言い換えれば、「差をつける」のは今がチャンスです。
周りと同じように一息つくか?
周りに差をつけるために実行するか?
は、あなた次第です。
今日は、やる気のメカニズムである「作業興奮」と、やる気を実行に移す「5秒ルール」のお話をします。
いつもやる気が出なくて困ってる高校生に読んで欲しい内容です。
最後まで読んでいただけるとうれしいです。
作業興奮とは
作業興奮というのは、心理学者のクレペリンが提唱した概念。
人は「作業」をやり始めると、やる気ホルモンのドーパミンが分泌され、集中力が高まる現象のことをこう言うのです。
ちょっとだけのつもりで掃除を始めたら、止まらなくなった
とか、
何気なく読み始めた本を、気付いたら最後まで読んでしまった
など、ついつい集中してしまう状態をいいます。
ゲームなどやり始めたら止まらないのも、これに当たりますね(^^;
この作業興奮を学習や部活に活かせると、成績や進路にもプラスになるんですが…
やる気はあるけど…
頭ではよくわかっているんだけど、
なかなかやる気になれなくて…という高校生はたくさんいます。
ダメだとわかっていながら、ついスマホに手が伸びてしまうんですね(;’∀’)
しかし「やらなくては…」という気持ちは「やる気」であり、
それでも行動に移せないのは、「その気」になってないからです。
やる気はあっても、その気になれないんですね。
自分を「その気」にさせるには、次の条件があります。
1、行動が自分のメリットになる 2、比較的達成可能な行動
早起きや掃除、宿題などは、行動=自分へのメリットになるので、比較的取り組みやすい行動です。
また「3時間勉強」するより「とりあえず30分」なら取り組みやすいハードルですね。
とにかく集中モードに突入したいなら、その前提としてこんな条件が整うと入りやすくなります。
だからその気になれない時は、自分が思う理想よりもハードルを下げた目標設定を行ってみましょう。
5秒ルール
5秒ルールとは、思い立ったら「5秒以内」に行動すること。
アメリカのメル・ロビンス氏が提唱した概念です。
朝、眠くても「5,4,3,2,1 go!!」とカウントして、布団から出る!
これが5秒以内に行動するってことです。
なぜ「5秒」なのか?というと、
人は5秒以上考えると、「できない理由」を考えるから、だそうです。
12/9公開の過去記事にも通ずるところがありますね。
しかし人は弱いもの
しかし人は「ギリギリにならないと」行動に移せない弱さがあります。
定期考査だって、1~2週間前から計画できる生徒は、そう多くありません。
ギリギリになって焦るんですね(;´∀`)
定期考査は開始5分前に入室させますが、
「入室してください」
と言っても、廊下で教科書離さず、
「もうちょっと待って」
と返してくるもんだから、
「早く入りなさい」
↓
「早よ入れ!」
↓
「もう無駄や!諦めろ!」
と、だんだん語気が荒くなっていきます(-_-;)
ま、これは私自身にも当てはまります(;’∀’)
火・金曜日に更新するこのブログだって、結構ギリギリですからね(^^;
とにかく行動してみる
ドーパミンを分泌し作業興奮を引き起こすためには、
とにかく「行動」しなければ始まりません。
大掃除も読書も、最初の取っ掛かりがないと始まらないのです。
つまり、
自分のメリットとなる簡単な目標設定を立て ↓ 5秒ルールで実行 ↓ 作業興奮を伴って集中
の順に、自分をコントロールできるのが理想的です。
本気でやるから楽しくなる
順番が逆
さらに集中するための心がけをお話します。
それは「楽しいからやる」のではなく、
「やるから楽しくなる」
という普遍の法則を知ることです。
要は順番が逆なんですね。
勉強でも部活でも「いやだいやだ」言ってないで、
高校時代に本気でやってみよう!と一度は覚悟を決めることです。
そうすれば、新しい「気付き」に出会えるはずだと思います。
継続し習慣化すること
本気になったら、3か月は諦めてはいけません。
最初は思い通りに行かないこともありますが、
3か月続けると、何かが変わりはじめます。
継続することでこれが習慣化し、新しい発見をたくさんすることでしょう。
それは、
- 自分に力がついてきたことを実感する
- 取り組んでいることの奥深さが見えてくる
- 自分より実力のある人を知る
- その人に負けたくないと思う
- 周りから「変わってきたね」と褒められる
- 自分に自信がつく
- もっと認められたいと思う
- さらに道の奥深さを知る
- もっと追求したいと思うようになる
- その道に進みたいと思う
- その道に進みたいからさらに頑張る
↑こんなステップで自分が変わっていくはずです。
また学力定着のメカニズムにも触れた過去記事も併せてご覧いただけるとうれしいです。
まとめ_がんばる高校生を周りは必ず応援してくれる
社会には頑張る若者を応援するシステムがたくさんあります。
「こいつマジ本気だな」
と思わせたら、周囲はあなたへの応援を惜しまなくなるでしょう。
親だって、先生だって、あなたへの接し方も変わってくるはずです。
もしその道に進みたいと思ったら、喉から手が出るほど欲しい人材…
いや人「財」です。
きっとその先でも大切にされるでしょう。
奨学金などのフォローがあるかもしれません。
人の人生は、このようなプラスの循環に嵌ると、
急に好転し、生きる目的や自分の存在を肯定できるようになります。
だから、しつこいようですが、
まずは覚悟を決めて前に進みましょう。
そして3か月は諦めずに頑張ってみましょう!
また、たとえその道に進まなくても、
「本気で取り組んだ経験」
は、あなたの財産になりますから、
別の道に進んでも、
同じように自分を信じ高めていけるはずです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは、、、
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