【テスト】が返却されたら…点数や順位だけじゃなく、反省と改善に活用を

学習
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いつもご覧いただき、ありがとうございます。
中間テストだったみなさん、お疲れさまでした。
手応えはありましたか?

今日は考査が終わってからの「考査返却」を活かす話をします。

テストが返却されると、教室は大騒ぎになりますね(;´∀`)

しかし自分の点数がわかり、平均点を聞いたら、そのままシャッターを降ろしてしまう生徒の多いこと…💦
その後の解説なんて上の空で、
「どうせ次の考査範囲には関係ねえよ~」
という気持ちで気合が入らないものです。

しかし、テストは返却後の活用が大切です。
どんな工夫や活用が考えられるか?

さらに返却後の答案用紙改ざんを見抜く方法や、
カンニングの見つけかたも、ついでにご紹介しますね。

本記事は2022年10月14日公開のリライト版になりますが、
最後まで読んでいただけるとうれしいです。

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テストはレントゲン

テストが返ってくると、
自分の点数に一喜一憂し、
クラスや学年の平均点に一喜一憂し、
解答確認して、点数に間違いなければ、
カバンにINしておしまい…
中には教室のごみ箱にポイする生徒もいたりして…(;’∀’)

テストは受ける前こそ大切にしますが、終わってしまえば「どこ吹く風」で、
点数と順位以外には興味なく、これを見直す生徒は少ないのではないでしょうか。

間違ったところが重要

しかし私は、テストは「レントゲン」だと思っています。
定期考査、実力考査(模試)は、
健康診断で体の悪いところを見つけるのと同じなんですね。
健康診断でも問題が見つかったら、治療や改善をするのと同じで、
テストで間違った原因を突き止め、同じ間違いを繰り返さないために、
「次どうするか?」を考え、治療・改善を施しましょう。

  • 理解できていなかった
    勉強不足?準備不足?対策不足?…
  • ケアレスミスで間違った
    問題読み間違い?計算違い?誤字?解答欄のずれ?…
  • 考査中の時間配分を誤った

このひと手間を、考査返却ごとに行うかどうか?で大きく差はつきます。
同じ試験を明日やったら、100点取れるように復習する習慣をつけましょう。

そして弱点補強とともに、次回考査の対策にも活用できるよう対策をしてくださいね。

兄弟のいる人はこんな使い方もできる

私は3つ違い兄妹の父親です。
2人とも小~高校まで同じ学校でした。
2人とも高校入試前を除き、学習塾や予備校には通いませんでしたが、
妻は兄の試験問題をすべてファイルして、3年後の妹がこれを活用していました。

もちろん同じ問題が出ることはありませんが、傾向や難易度、問題量などの目安はつきますよね。

兄には無かった「過去問」を活用できた妹は、見通しを立てて学習ができたのでは?
と思っています。
点数もよかったですし(^^♪

学習塾では、生徒から過去問を提供してもらって、これをデータベース化するところもあります。
定期テスト対策に有効な資料を塾も収集しているのです。

定期考査は事後にこのような使い方もできます。
兄弟がいて、同じ学校の場合に限られますが、特に中学生は同じ学校に通うのが原則ですから、保護者や兄姉は、弟妹のために問題のストックをしておくことをお勧めします。

次のテストにどう活かすか?の検討を

学習計画の改善点

考査返却後は、
次のテストにどう活かせるか?
を考えるきっかけにもしたいものです。
考査範囲は変わりますが、次回の学習計画を改善することは可能です。

考査返却後にすることは、「反省と改善」です。
間違ったところを見直すとともに、次のテストではどんな準備をすればいいか?
学習計画の見直しをここでやっておけば、次回はさらに計画的な準備が可能になるはずです。

点数や順位の目標設定

私が勤務した高校では、定期考査が終わるたびに「得点と順位」表を生徒全員に配っていました。そこには入学時からの学年順位が折れ線グラフになったスペースもあり、3年間の推移がわかるようにもなっていました。
もちろん高2以降は、文理や選択科目の違いがあるので、各教科の偏差値平均で順位を出していましたが、それでも生徒には順位の変動は大きな現実です。
順位表を誰にも見られないよう隠れるように眺める子や、友だちと見せ合っている生徒もいました。

これも一喜一憂で終わるのではなく、次の目標設定のために活用してほしい、という思いから作成していましたが、果たして何人がこれを活用できたでしょう?
「次回は自己ベスト」を目指し、そのために今日から何ができるのか?を考えるのが、考査後の恒例行事となるといいですね。

テスト勉強に関する過去記事も参考にしてください。

不正答案の見抜き方

話は変わりますが、
考査返却後に、
「先生、正解なのに採点が間違ってます」
と点数の訂正を求めてくる生徒がいます。

こちらの採点ミスなら謝って訂正しますが、
中には無答の空欄に正答を書き込んで持って来たりする悪い輩もいるんですね(-_-;)

これ、昔は元の答案をいちいちコピーしてるわけじゃないので、
特に初任の頃は、指摘されて困惑したこともあります…(´;ω;`)
(今は採点前の答案をすべてスキャンしてpdf化している先生もいらっしゃいます)

しかしテストは「公正公平」が大原則です。
私がベテランの先生から教えてもらった
答案のコピーとかせずに不正行為を見抜く方法があるんですよ(^_-)-☆

みなさんも考えてみてください。
実は、意外に簡単な工夫で見抜けるんですよ( ^^) _U~~

これは採点時に
正答/誤答/無答/部分点
と分けて印をつけるんですね。

正答=〇
誤答=✓
無答=・
部分点=△内に数字

という具合に採点記号を変えて行うのです。

だから、・印の欄に正答を入れても、
「今書いたでしょ(オコ)」
となっちゃうんですね。

これは採点する先生によって方法はまちまちです。

徹底する場合、誤答なら解答の下にアンダーラインを引く先生もいますね(笑)

関ヶ原の戦い

てな具合…
アンダーライン引いてあったら「ちゃんと見たよ」という意思表示にもなります。

これやられたら不正な改ざんはできないでしょうね(;^ω^)

先生方もそれぞれ知恵を絞って
公正な試験となるよう陰のご苦労があるのです。

不正行為(カンニング)の見抜き方

これも本記事の主題からは外れますが、
考査中の不正行為を見抜く方法も少しお話しておきます。

考査中は原則考案に集中するので、試験監督から見える風景は「生徒の頭頂部」なんですね。
だから全体に「黒い」んですが、時に時計を見るためにチラリと顔を上げる生徒がいます。
すると、真っ黒の中から一瞬白っぽいものが目に入るので「すごく目立つ」んですね(^^;

考査中に不正行為を働く生徒は、たま~~にいます。
進学校になるほど多い印象です。
不正行為を働きそうな子は、前から見てすぐにわかります!

黒い塊の中からチラチラと、何度もこちらを見る生徒がそれです。
時計を見ずに教師の動きをやたら気にする子はグレーです。

不正行為を防ぐために

考査中の不正は、これを見つけて罰するよりも、未遂に終わらせるよう配慮します。

「怪しいな?」と思ったら、机間巡視してその子の席近く、教室の後ろでじっと立っているんですね(;’∀’)
時々「ゴホッゴホッ!」っとわざとらしい咳払いをして存在を誇示します(^^;

後ろに立たれると、生徒は不正ができなくなります。
後ろには振り向けないし、机の中や手元まで丸見えですからね~

ちなみに考査前は毎時間生徒を廊下に出して、教師が問題を机上に置いていきます。
その時に引き出しの中も確認します。
教室に入れたら再度持ち物や机の中身を確認させてました。
特にスマホは持ち込むだけでも懲戒の対象になり、当該科目は0点にしていましたね。
試験中に「ウーウー」とバイブ音が…(;’∀’)
スマホのアラームが鳴ったこともありました(;;;’∀’)
これで何度か保護者と揉めたことがあります(-_-;)

それくらい厳格公正に運営するのが試験なんですね。

まとめ

途中から話は逸れましたが、考査が終わって一安心の今。今だからこそ見直したり、周りと差をつけれられるタイミングです。
よく「一日一日を大切に」と言いますが、こういうタイミングに何をするか?が大きな「チリツモ」になり「差」となります。
高校生は授業の予習復習、部活、友人付き合い、家の手伝いなど…やること多過ぎて忙しい存在ですが、だからこそ計画的に毎日を過ごす能力が求められます。

終わった過去の事実は変えられませんが、
終わった過去の経験を、どう捉えどう活かすか?は、変えることができます。
より良い毎日が過ごせるよう、上手く活用していただけるとうれしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは、、、また次回、、、

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