【本当か!?】教育界の常識_蛙の子は「?」人は何歳になっても伸びる?

学習
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いつもご覧いただき、ありがとうございます。

今日は【ちょっとタブー?】な話題で記事を書きます。

何がタブーなのかというと、
育児や教育の世界では暗黙の「禁句」になってることだからです。
これを「触れてはいけない」と多くが思っていること。

それは何かというと、

人の能力は「先天的」か?「後天的」か?

ということと、

人は何歳になっても(能力が)伸びるか?

ということについて。

教職にいた頃は、
「やればできる」
「努力は人を裏切らない」
「人は死ぬまで成長できる」

と言ってましたが、

実は昔から、
「それって本当に本当なのかなぁ?」
と疑問にも感じていたことだからです。

それは、
「やってもやっても身にならなかったり」
「適当にやってもしっかりできてたり」

という人が、あなたの周りにもいるんじゃないですか?
そしてこう考えませんか?

「あいつ地頭いいから」
「あいつの両親賢いから」

あるいは、

「私の両親ただのサラリーマンだし」
「お兄ちゃん三流大学だし」

こう考えるのは、
人の能力は「先天的」な要素で決まってる、
と、、、
まぁ、自分を納得させるために、こんなことを考えるんですね。

しかしこれはあながち「俗信」ではない、と私は思っています。

また、

人はいくつ(何歳)になっても成長できる

といいますが、果たしてこれはどこまで信憑性があるでしょうか?

今日はそんな(社会ではタブー視される)話題をテーマに、私の経験や思いをお伝えします。
賛同や反論意見があれば、色々な考えも聞いてみたいと覚悟して執筆します。

最後まで読んでいただけるとうれしいです。

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蛙の子は「?」

「蛙の子は蛙」
「トンビが鷹を生む」

という諺があります。

どちらも能力が遺伝したり、しなかったり、という意味ですが、果たして実際はどうなんでしょう?

これまで多くの高校生とその家庭を見てきた「経験則」からでしか言えないんですが、
人の能力は、

遺伝5:環境5

だと、私は思っています。

ただ「遺伝」といっても、単にDNAだけを指すのではなく、そんなDNAを継承した親の背中を見て育つのが子どもですから、そういった目に見えない”親の影響”をも含んで遺伝が5くらいかな?
と思っているのです。

もう1つの「環境」は、家庭教育や学校等の環境、さらにどんな人に出会い、どんな影響を受けたか?
を含む目に見える「成育歴」ともいうべきものを指します。

つまり、いくらいいDNAを持って生まれても、環境がその人をダメにすることもあるし、
いくら努力家でも、全員が全員”大谷翔平”にはなれないように、持って生まれたものが能力を左右することだってあるはずです。

そう考えると、先述した2つの諺は、どちらも正しく、さらに正確を期せば「足して2で割ったくらいが妥当」な線だ、とも思うわけです。

DNAが優秀に越したことはありませんが、人はその「環境」で大きく変わる可能性を秘めている、ともいえます。
またこの2つを併せ持った人は、大変恵まれた存在だ、ともいえるんですよね。

俺、アホやし、、、

過去に教育困難校に勤務した時、
生徒の口癖が、

「俺(私)、アホやし、、、」

でした。

高校生ならできそうなこと(四則計算とか)
ができない生徒からよく耳にしました。

異動当初は、
「なんでこれがわからないの?」
と思いましたが、
よくよく聞いてみると、

小学校3~4年でつまずいた生徒

が多いんですね。

小学校で躓いたら、大変なのは中学での学習です。
なぜなら中学(特に公立)は、できる子とできない子の差が大きく、
そんな生徒からすれば「激ムズ」なのが、中学の勉強なのです。

そんな中にいたら、
そりゃあ~やる気なんか起きませんわ、、、(;´∀`)
荒れるか籠っちゃいますよね。

だからそんな生徒が入ってくる教育困難校では、ABC~や分数あたりから高校の授業が始まるのです。

2パターンある躓き

これは持って生まれた「先天的」な部分もありますが、
それ以前に躓きを修復せずに放っておいた「後天的」な影響の方が率的・・には高いと思います。
できない理由を自分の能力や親・先生のせいにして、自分の判断で投げ出してしまった結果です。

思春期の入口にあたる小学校高学年あたりからこういった子どもが増えてきますね。

その一方で、
いくらがんばっても結果が伴わないタイプもいます。

これは特に国語や算数で多く見られる現象で、

文字の読み書きが異常に遅かったり、
助詞の使い方を間違ったり、
うまく言葉でまとめられない

あるいは

数の概念が掴みにくく、
特に計算や文章題でそのイメージを描けない

状態です。

こういう生徒はテスト前は毎日何時間も勉強するのに、本番ではまるで点が取れないのです。
側で見てると気の毒に感じるほど、努力が点数に結びつかない、、、
口には出さないけど、本人もできない自分を悔しく感じているはずだと思います。

こんなに努力してるのに、なぜ結果に結びつかないのか?

学習は自分のペースで

どちらのケースも、高校の学習以前に、小学校レベルの再復習をやることで、少しずつ改善されますが、高校生にもなって今さら小学校の復習なんてイヤですよね、、、

しかし、ネットにはそんな復習に役立つ無料のドリルやワークもあります。
いくつか紹介するので、関心があれば使ってみてくださいね。

学習は学校のペースが全てではありません。
また恥ずかしがったり、背伸びをし過ぎてもいけません。
特に家庭学習というのは、自分の意志と自分のペースでやることです。

他人よりも時間をかければできるようになる人がほとんどなのです。

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人は何歳になっても伸びる?

「人は何歳になっても伸びる。だから一生勉強」

といわれます。
いまは生涯教育の時代ですからね。

80歳からスマホのアプリを作ったおばあちゃんがいる、とか、
90歳になってもラグビーを続けてるおじいちゃんがいる、

というお年寄りが紹介されて、
「すげーーー!!」
って思いますが、

人は何歳になっても伸びる生き物だと思います。

しかし私は、そこに余計な口を挟みたいのです。

それは何かというと、

人は年齢によって全く伸びが違う

ということ。

10代の成長力(伸び率)を100としたら、50代の成長力(伸び率)は10~20くらいだと実感しています。
大げさじゃありません。
本当にそれくらい伸び率が違うのを、この歳になって肌で感じるのです。

それでも50代になれば、これまでの人生で培った「蓄え」があるので、何とか生きていけるわけです。

私の知る書道のS先生は、
「同じことを教えても、高校生くらいはぐんぐん上達するけど、年配になってから書道を習っても全然上手くならない」
と言います。

そして、
「しかしご年配の方は、学びには貪欲で本当に熱心。若い人にもあの貪欲さが備わればいいのに…」
とも嘆いておられました。

さらに曰く、
「高校生の脳は”砂地”で、年配になればそれが”粘土”になる」
とも。

これは知識や技能を”水”にたとえて、その滲みこみやすさを比喩する表現ですが、
これ、本当にそうなるんですね~

みなさんも数十年後にはわかるはずです

…で、不思議なことに砂地に浸みこんだ若い頃の記憶はいつまでも忘れませんが、50代になって覚えたことは翌日にはすっかり忘れていることが多いんですね。

みなさんのご両親は、カラオケで若かった頃の歌をよく歌われませんか?
若い頃に覚えた歌は、歳をとっても覚えているからなんですね。

そして60代~70代~80代と生きるにつれ、今度は”痴呆”の症状が出てくることもあります。
そうなったら、今朝食べた朝ごはんすら思い出せなくなるので、そこから新しく勉強なんて、、、
とてもできませんよね(;’∀’)

困ったもんです(;´∀`)

人は何歳になっても伸びる、
を否定こそしませんが、
現実はかなり難しい局面になることは間違いありません。

だからこそ高校生の

いま、あなたは勉強しなくてはならないのです!

関連記事も併せてご覧いただけるとうれしいです。

まとめ_自分の適性を知り、そこを伸ばす工夫を

今日のテーマは、
才能は先天性か後天性か?
と、
人は何歳になっても伸びるか?
という、教育界ではある意味タブー視される点に考察をしました。

結論を言えば、

持って生まれたもの5割
教育や環境で変わるもの5割

が私の印象です。

だから、いくら頑張っても誰もがオリンピックに出られたり、東大に入れるわけではないのです。

また、いくら今が生涯教育の時代でも、
成長力(伸び率)は、

10代と50代では
100:10

くらい差があるのが現実でしょう。

これは脳を「砂」と「粘土」に譬えて、その浸透力を説明しました。

だから、高校生の今勉強をがんばることが大事なんですね。

しかし、いくら柔軟で浸透力があっても、一人一人の「適性」には大きな差があります。

身体を動かすことが向いている
文系より理系
人と接することが好き
クリエイティブな方面に才能を発揮するタイプ
コツコツ積み上げていくのが向いている
、、、

など、人にはいろいろな適性があって、そこに気付き、これを伸ばせるのが、最も「その人らしい」生き方になるはずだと思います。

もし、世の高校生全員が東大を目指したら、そこに届かない99%以上の高校生はこれから先どう生きていけばいいのかわからなくなりますね。

もちろんこんなことになるはずはありませんが、
これは各々が、自分に合った「道」を選んだ結果だからなんですね。

だからみなさんも、
「やりたい仕事」とともに「やりたくない仕事」も考えてみてください。

給料が安い
汚い
重労働

の仕事は、成り手も少なく一般的に人気がありません。

しかしそんな仕事でも、従事する人がいるからこそ、この社会は成り立っています。

さらに、この3つ以外でも、
自分には合わない
と感じる職業を考えてみましょう。
いくら給料が良くて、ステイタスな仕事でも…です。

人前で歌なんて絶対に歌えないのなら、
いくらかっこよくてもかわいくても、アイドルには不向きです。

血を見て倒れる人が、医者にはなれません。

しかしどんな人だって、向き不向きがあり、自分を活かせる道は必ずあります。
少々給料が安くても、重労働であっても、
しかし活き活き活躍できる場所ならば、
そこがあなたの適適所であるはずです。

みなさんはまだ
「自分が何に向いてるか?」
を探している年代です。

まずは自分が好きなこと、得意なことに全力で取り組んで、自身を磨きましょう。
そして自分の適性に気付いたら、そこをさらに伸ばせるようがんばりましょう。

どんなに飛べる鳥も、水中では溺れるし、
どんな魚も、陸上でははねるだけの存在です。

鳥には鳥の、魚には魚の居場所がある、ということですね。

みなさんも、今はそんな居場所探しの旅をしているのです。
自分に合った居場所を見つけるのは簡単ではありませんが、
ぜひそんな環境に巡り会う未来に期待し、毎日を過ごしてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは、、、また次回、、、

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