【職員室】の中で先生は何をしているのか?_生徒には見せない先生の裏の顔

その他
スポンサーリンク

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

今日のテーマは【職員室】
先生の仕事部屋とは知ってても、
先生って中で何をしているんでしょう? 何を話しているんでしょう?

意外に生徒にはわからない空間ですね。

生徒が職員室に行くのは、よほど何かの用事か、先生に呼び出されて叱られる時?かな?
生徒からすれば、あまり行きたくない部屋だと思います。

今日はブログのタイトル(高校生活全力応援)には大して関係ないテーマですが、
職員室の先生の姿を、私の知る範囲でお伝えします。
後半に行くほどきわどい内容になります??(;’∀’)

興味のある人は読んでみてくださいね。

にほんブログ村 教育ブログ 高校教育へ
にほんブログ村


高校教育ランキング

PVアクセスランキング にほんブログ村

貫雪の著作はこちらからご覧ください

職員室の構造

校務分掌

職員室は教頭と副校長先生(学校によっては教頭のみ)が室内全体を見渡せる場所に座り、他の先生は校務分掌こうむぶんしょう(以下、分掌と書きます)と呼ばれる担当ごとに机をまとめて配置されます。
分掌とは、各学年や教務課、進路課…という担当のこと。
課ごとにまとまった机集団を「島」と呼んでいて、
「ここが1年生の島」
なんて言い方をします。

進路課は来客が多いので、職員室とは別に進路指導室があり、分掌の先生はそこに固まります。
進路指導室には、進路情報や指導を共有するため、3年の島が入ることが多く、
別に生徒指導室が単独で配置される学校もあります。
他に保健指導やカウンセリングを担当する課は、保健室に配置されたりもします。

その他、校長先生は校長室に。
学校事務を掌る事務室や、業務員室、購買、食堂、警備員室…などがあり、それぞれに職員が配置されます。
また、理科、家庭、芸術、体育科には準備室(教官室)があります。

机の中身

先生のデスクは↑こんなのが一般的。
机の上や中は、先生の性格がよく表れるところです。

ゴミひとつなく、きちんと整理整頓された人から、ゴミ屋敷状態の先生まで、とにかく差が激しいですね(;’∀’)
机上にはパソコンと本棚、書類ケースを置く先生が多く、人によっては照明や扇風機、卒業生や子どもの写真を置いている人もいます。
あとかなりの確率で水筒やマグカップが置いてありますね(^^)

右下の大きな引き出しには会議の資料やファイルを入れている先生が多いです。

その上には教科書類や教材を入れてる先生もいますが、中にはカップ麺やお菓子類で引き出しがパンパンの人も( ´∀` )
私はお菓子とコーヒー派でした(^^;

右上の引き出しには文具類やハンコを入れている先生が多かったです。
中には大量の付箋や評価用のゴム印で埋まっている先生もいました。

その横、平べったく幅広の引き出しには、近々に使うプリント類やノートPCなどが入ります。

また足元にも小さなロッカーを置いたり、机とは別に更衣室や職員室に個人ロッカーがある学校もあります。

とにかく先生の机やロッカーの中は「紙」だらけです。会議の資料や教科書、生徒が提出したノートやプリントは全部「紙」。
ペーパーレスとは縁遠い職員室ですが、近年はタブレット導入で少しは消費量も減ったのかな??

お昼ごはん

先生のお昼ごはんは、食堂で食べるか、職員室や準備室で食べます。
近所のお弁当屋さんが毎日配達してくれるところや購買でパンを売ってる学校もあります。

先生は皆忙しく、昼休みは生徒対応も多いので、かき込むように胃袋に詰め込むってかんじですね(;´∀`)
4時間目や5時間目に授業がなければ、その時に食べちゃいます。
時間に余裕のある夏休みなどは、近所の定食屋に行ったり、カップ麺食べたり、けっこう自由です。

職員室には、ポットや流し、冷蔵庫まであるので、カップ麺を食べる先生は多いんですよ。
特に夜遅くまで仕事をすることも多いので、これがないと困るんですね(^^;

子どもが高校生という先生は、子どものついでにお弁当を作ってもらう人もいます。
しかし子どもが高校を卒業すると、お弁当もなくなります。
私がそのパターンでした(;´∀`)

また冷蔵庫にペットボトルを入れたまま忘れてしまって、いつの誰のものかがわからない飲み物が放置されていることもあります(;’∀’)
教頭が「冷蔵庫の中を整理してください」と言っても誰も手をつけない(-_-;)
だって入れたことすら忘れてるんだから「自分じゃない」って思ってしまいますよね、、、
結局冷蔵庫の整理は教頭先生が行うことに、、、(;’∀’)

教頭先生って実は一番大変なポジションなんですよ~

職員室で何してるの?

教材研究

教材研究とは「授業準備」のこと。
授業の流れを構想したり、必要なプリント類やパワポのファイルを作ったりです。

先生は週平均18時間ほどの授業をしているので、空き時間の多くは教材研究や採点に使います。
教材研究は、先生の最も重要な仕事のひとつだといえます。

分掌業務

担任や○○課の仕事をする時間も必要です。
担任なら毎日の連絡をまとめたり、家庭への連絡や面談の準備、学級日誌のチェック、中には学級通信を作ったりする先生もいらっしゃいます。

担任外の先生は、それぞれの分掌に属すので、その仕事をします。
時間割変更や生徒指導、生徒会の仕事、進路室の来客対応…など、挙げるときりがありません。
分掌の仕事は、教材研究の次に時間をかけて行います。

書類の作成や整理

書類の作成もかなりの量ですね。
出張や会議の資料、校長や教育委員会への報告、保護者への連絡、会計関係…など、作る書類はとにかく大量(-_-;)
作った書類は、主任や管理職の決裁(確認)を受けるため、間違ったらまた作り直しなんです…(;’∀’)
教頭先生とかは、決裁書類と送付書類に埋もれて仕事をしているような状態です。

職員室の雑談

雑談と聞くと、仕事中にサボってる印象ですが、いえいえ、、、これも立派な仕事です。
雑談のほとんどは、生徒の話題と情報交換です。

「○組の誰々がこんなこと言ってた」
「さっきの授業で○組の雰囲気が良かった」
「誰々がさっき早退したよ」
「誰々が部活を辞めたがっている」
「○○の指導に苦慮している」
「△△の欠課時数がヤバい」

といった”情報交換”的な会話がほとんどだし、
指導が難しい生徒の対応を話し合う光景は日常です。

時には、

「○○と△△が別れたらしい」
「誰々の両親が離婚した」
「親がモンスター」
「誰々の修学旅行代金が入らない」
「○○は学校に隠れてバイトしてるらしい」
「××がプチ整形した」
「上司
(管理職や主任)の愚痴」

…などきわどい会話もたまにはあります(;´∀`)

…とはいえ、本当に話せない個人情報は、いくら職員室内でも表には出しませんよ。

スポンサーリンク

まとめ_職員室は個人情報や秘密情報だらけの場所

昔は何かあると職員室のあちこちで生徒の質問に答えたり、厳しい指導を受ける生徒がいましたが、近年、生徒を職員室に入室させることはほとんどありません。
生徒への対応は職員室前の廊下か、面談室でするのが当たり前となりました。

職員室には、成績などの個人情報や秘密情報が大量にあり、これが何かの拍子で生徒に伝わることを防止するためです。
自分では気をつけているつもりでも、隣のパソコンに作成中の考査問題が映ってることだってありますからね(;’∀’)
それにカップ麺食べてる姿や家族の写真とかも、できれば見られたくありません(;’∀’)

…ですから職員室や事務室、校長室など個人情報を扱う部屋にはSECOMやALSOKなどの機械警備がかけられています。

過去に近隣校の機械警備が深夜に作動し、警備員が駆け付けたところ、テスト問題を盗むため職員室に侵入した生徒が捕まりました。
夜の職員室に侵入するなんて、どこからどう入ったのかわかりませんが、昼の在校中密かに”目星”をつけていたのかもしれません。

そんな観点から今は情報管理も大変です。
デスクのカギは毎日施錠、機密情報は金庫に。
USBメモリーなんて絶対に使えないし、自分のPCにすら保存できません。
テストを持ち帰って採点することも原則できません。
やむを得ず持ち帰る場合は、理由を申告して許可が必要です。
そんな(申告などの)細かい仕事がどんどん増えて、先生はホント多忙になりました。
生徒と向かい合う時間を削って、事務処理や情報管理に時間を割くのはナンセンスだと思いますが、もう先生個人の能力だけではどうすることもできないのが現状です。

だから近年は、自分の仕事を消化するのに手一杯で、職員室で雑談をすることも少なくなりました。
それがいいのか悪いのか??
個人的には、もう少し余裕ある職場環境の方が、ゆっくりと生徒に関われると感じますし、ゆくゆくはそんな学校になることを願うばかりです。

生徒には直接関係ない”体裁整えるだけの仕事”が多過ぎるように思いますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは、、、また次回、、、

コメント

タイトルとURLをコピーしました