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今日は【無知の怖さ】について書きます。
「知らんけど」と話をはぐらかしたり責任放棄にも聞こえる言い方は、私も含めてよく口にするし、耳にします。
…ですが、世の中「知らんけど」では済まないこともあって、「そんなことも知らないの?」と思われたり「知らないことで大損すること」もあります。さらに「人権を侵す」ことだって知らぬ間にやっている可能性があります。
つまり「知らなかった」では済まないことがあるんですね。
高校生は学校の勉強を含め、人間関係等の社会勉強も含むと、実にたくさんの勉強をやらなければなりません。
学校の勉強をなぜするのか?については、過去記事もご覧ください。
今日は、学校の勉強以外に必要な社会勉強(=生きる力)の必要性を記事にしようと思います。
最後まで読んでいただけるとうれしいです。
現代は情報の洪水だけど…
高校生のみなさんには当たり前の現代社会も、私の高校時代と比べると隔世の感があって、ドラえもんの世界が現実化したような感覚を覚えることもあります。
そのひとつがICT技術の発達です。
学校の授業に生徒が一人一台の端末を持つ時代なんて想像すらしませんでした。
とにかく知りたい情報が何でも今すぐに得られるようになったのは「革命的」ですね。
わからないことがあれば、その場で調べてすぐに解決できる恩恵に、私も連日お世話になっています。
しかしそんなICT技術にも欠点はあります。
それは過去記事にも書いたように、
自分に関心ない情報には一切触れないことです。
ま、これは必要ない情報に触れないことで「無駄がない」というメリットにもなりますが、
今日のテーマでいうと、これは欠点になります。
今は情報量が多過ぎて、自分の求める情報だけでお腹一杯になっちゃうんですね。
また、物の移り変わりが早いのも近年の特徴で、パソコンのOSやアプリは頻繁にアップデートがあるし、しばらくしたらサポートすら終了してしまいます。
ひとつを長く使うという文化は消えてしまった感もありますよね。
無知の怖さ(高校生の絡んだ事件から)
回転寿司で大炎上
1~2月は回転寿司のレーンや湯飲みにいたずらをして、怒り狂った店側が被害届を出した、というニュースが複数流れました。
本人はSNS上でちょっと目立ちたかったのでしょうけど、思わぬしっぺ返しとなりましたね。
「バカ」としか言いようのない愚行も、本人はそうなることを想像すらしていなかったはずです。
あんなことをしたらどうなるか?
あんな動画を見たら人はどう感じるか?
無知というより、まるで想像力のない「バカさ」加減に呆れた人も多かったはずです。
日頃から新聞やニュースを見てれば、あんな行動は絶対に取らなかったでしょう。
またネットに上げた情報が、その後どう拡散するとか…そんなネットリテラシーに関する不勉強が行動に出た象徴的な事件だと思います。
さらに、問題の動画が拡散し「顔出し」で氏名や学校などが晒され、それを”正義”とばかりに糾弾する「私刑」も、許せない行為です。
当事者とは何の関係もない第三者が言いたい放題…。
これも「言論の自由」や「表現の自由」を曲解した”無知”ゆえの蛮行ですね。
一方で被害に遭った寿司店の毅然とした態度と、迅速な対応は素晴らしかったですね。
日頃から危機管理意識を持ち、事故が起こった際の行動を知っているからこその対応です。
またそれを糾弾する「私刑」への注意喚起をいち早く行った常識的な感覚も、評価したい気持ちです。
また回転寿司大炎上以降も数々の炎上動画が上がっていることにも唖然とします。
一昔前に「バイトテロ」が社会問題化したことすら知らないんでしょうね(-_-;)
メン地下アイドル
これも最近、メン地下アイドルの推し活で大金を貢ぎ、あげくの果てにわいせつ行為にまで及んだアイドル?が逮捕されたというニュースがありました。
自分の好きなアイドルを応援するのに一生懸命なのは理解できても、気を引くために何百万円もの大金を貢いだり、肉体関係まで結ぶのは、普通に考えればあり得ない話です。
必死になるとブレーキが利かなくなるのは”若さの特徴”ですが、そもそも大金や自分の体を捧げないと成り立たない関係なんて「騙されている」以外の何物でもありませんよね。
頭ではわかっているつもりでも、感情にブレーキが掛けられないことで起こる悲劇です。
仮に推し活に嵌って、大金をつぎ込み、後に後悔することがあれば、それを”高い授業料”として、もう二度と繰り返さないように学習しなければいけません。
そういう「勉強」をしない人は、何度も同じような失敗を繰り返します。
いじめ・差別
いじめや差別も「無知」が原因で発生することが多いもの。
いじめは「いじりのつもりだった」と、本気で加害者が思っていたり、何気なく発した一言が、相手を深く傷つけることがあります。
「自分では大丈夫なことも、相手には胸をえぐられるほどきつく感じることがある」
という”学習”がなければ、罪悪感なく言いたいこと言って、やりたいことやって、知らぬ間に他人を傷つける可能性がある、ということです。
また差別も同様。
人権教育の感想に決まって書かれるのは、
「そんなこと知らなければ差別は起こらないと思う」
という「寝た子を起こすな」的発想です。
しかしこの発想はとても危険です。
たとえ学校で教えなくても、学校外で間違った差別感を知らぬ間に植えつけられることもあるからです。
最も多いのは「部落差別」や「民族差別」です。
「あの地域には怖い人が住んでいるらしい」
などと何の根拠もない噂話が、さも事実であるかのように人をコントロールすることがあるんですね。
「その根拠は?」とか「証拠は?」
と聞いても、
「近所のおばちゃんから聞いた」とか「親から聞いた」など、
信憑性に欠けるものばかり…
正しい歴史や背景を知らないばかりに、偏った考え方を真に受けて信じ込んでしまう。
それをさも”正義”とばかりに振りかざすことで、差別が生まれる。
その情報を信じた別人が、さらなる差別を生む…
と、悪循環のサイクルを繰り返して差別意識が広まっていく。
こういった不幸を繰り返さないために、学校では人権教育に力を入れるんですね。
もうここまで行くと、無知は「罪」です。
正しく学ぶことがいかに大切か?というのは、こう考えるとよく理解できますよね。
関連記事もご覧いただけるとうれしいです。
高校生だからこそ教えてもらえる
もちろん上記以外にも「無知」が原因で人生損することは山のようにあります。
社会というのは、勉強した人が損しないようにできているのです。
当然ですが、勉強とは学校でするだけではありません。
会社を経営するなら、それに必要な法律や仕組みを勉強しなければいけませんよね。
資格だって勉強しなければ取得できないし、パソコンを習得するだけでも、たくさんの勉強が必要です。
高校生のみなさんが恵まれているのは、そんな多方面の勉強ができる環境があり、これを周りが支えてくれることです。
しかし大人になればなるほど、自己責任となって誰も教えてくれなくなります。
またサボっても叱られなくなります。
「その歳になってそんなことも知らないのか」
と気付かぬところで評価を下げられて、
「知らぬは放っとけ!」
と、誰も関わってくれなくなるのです。
そんな現実、詳しくは↓の過去記事もご覧ください。
まとめ
大人になって多くの人と接して感じるのは、
成功の秘訣は「勉強」と「行動」だということ。
たとえ学校の成績が振るわなくても、それを起爆剤にして卒業後猛勉強した、とか、大きな失敗を糧にその後捲土重来を期した、なんて話はそこら中に転がっています。
特に若い頃、何かに狂ったように勉強や練習した人は、その経験を自信に変えて力強く生きている人が多いように感じます。
そしてこの人たちに共通するのは、そんな経験から「勉強の大切さ」と「行動力」の重要性をよくわかっている、ということです。
みなさんはまだ若く、気力体力ともに充実し、いくらでも勉強ができる環境があります。
これは当たり前ではなく、若い今の年代に与えられた「特権」です。
勉強は学校でするものばかりではありません。
資格取得、社会勉強、人間関係や恋の勉強まで、あらゆることがあなたを成長させる原動力になるはずです。
ぜひこれからも勉強することから逃げず、避けず、素晴らしい人生を築きあげて欲しいと願うばかりです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
よろしければ、若さの特権を書いた過去記事もご覧いただけるとうれしいです。
ではでは、、、また次回、、、
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