【先生】が充実してこそ活力ある学校になる_しかし定額働かせ放題という過酷な現実

その他
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暑中お見舞い申し上げます。
そしていつもご覧いただき、ありがとうございます。

今日は【先生の仕事】について書きます。

今では「ブラック」やら「成り手不足」と煙たがられる仕事となってしまいましたが、
今日は先生の多忙化の実態(特に高校)を紹介します。
授業や校務分掌など必要な業務以外に、こんなことまでやってるの!?
という内容です。

みなさんが日頃お世話になる先生の立場も「一考する」機会になれば、と思い執筆します。

これは「先生が充実しなければ、生徒の充実も期待できない」という私個人の思いでもあるし、家庭でも「保護者」の充実なくして子が活き活きとは育たない、という経験則からの提言でもあります。

今の先生は、

何が忙しいのか?
なぜ成り手が少ないのか?
どうすれば前進するのか?

…などに私見を述べます。
高校生とともに保護者にも読んでほしい内容です。

最後まで読んでいただけるとうれしいです。

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先生はなぜ多忙なの?_定額働かせ放題の現状

給特法

教員の仕事は近年特に「ブラック」の代表のように言われ、
採用試験の受験者も減少の一途です。

私も30年以上現場で働き、コロナ禍を前に退職をしましたが、
仕事量は年々増えて、かつ丁寧さが求められるようになり、定時で帰れることはまずありませんでした。

まず教員のブラック化を象徴するのが、
「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」
略して

給特法(きゅうとくほう)

という法律です。

この法律は教員の特殊性に鑑み、時間外勤務手当や休日勤務手当を支給しない代わりに、給料月額の4%に相当する教職調整額(要はみなし残業手当)を支給することを定めたものです。

法律が制定された昭和46年(1971)当時、教員の残業は月平均7時間程度だったので、これを基に4%の調整額が定められました。

以後50年が過ぎ、学校現場は大きく変わりましたが、今もこの法律はそのまま生きています。
これは簡単に言えば、

定額働かせ放題

ということ。
7時間以上の残業をせざるを得ない状況を黙認し「その対価が支払われない」という仕組みになっているのが現実です。

保険? 建て前?

仕事により丁寧さが求められるようになったのは、
とにかく報告や連絡を徹底するようになったことです。

報告事項は必ず記録に残すよう求められるし、連絡も本当に細かくなりました。
保護者への連絡もすごく増えましたね…

「こんなことまで??」
と思うようなことまで、とにかく確認!報告!(;’∀’)

私も一度、
PTA通信がクラスのごみ箱に捨てられていたことがあり、
これを知った教頭が激怒!

そして担任の指導力不足とともに、
案内が行き届かないのはダメ(だという建て前を)言われ、

全家庭に
「PTAのプリントを受け取りましたか?」

と電話で確認したことがありました(;’∀’)

この時はなぜかクラス全員の保護者から、
「受け取りましたよ」
の返答。

おそらく最初に電話した生徒からグループLINEが回ったのでしょう。

この時は多くの保護者から、
「先生も大変ですね…」
と同情もされました。

しかしその後プリントを捨てる生徒はいなくなりました(^^;

さすがの生徒も
「先生が気の毒だ」
と思ったんでしょうね(;´∀`)

他にも配布するプリントや資料が圧倒的に増えたという実感があります。
「こんなことまで…??」
と思うようなことも、
「ちゃんと連絡したよ」
とアリバイ作りをして、要は後で文句を言われないよう、
保険を掛けるような仕事が圧倒的に増えたように感じます。

近年私の勤務校では、BenesseのClassiが導入され、少しは連絡の負担などは軽減されました。

Classi(クラッシー) - 学校教育のICT活用を支援するクラウドサービス
Classiは、学校のICT化を多角的にサポートする教育プラットフォームです。PCやタブレット、スマートフォンにも対応し、中学校、高校、専門学校など多くの教育現場で活用されています。

しかしClassiがあることで、逆にチェックや返事の手間、課題提出をしない生徒への指導、既読にならない生徒への指導、eポートフォリオ作成…など、より細かな指導が乗っかってきたため、トータルの仕事量は変わらなかった、という印象があります。

コロナ禍で学校が休校になった時は、アクセスが殺到して全く役に立たなかった、とも聞きましたが…今は改善されてるのかな??
ま、上手に使えば、とても便利で有効なツールであることは間違いありません。

勤退管理

教員の超過勤務が社会問題化すると、
毎日Excelファイルに出勤時間と退勤時間を記録し、
月替わりにはこれを管理職に提出する、
という仕事が増えました。

「こんなことをさせるのなら、タイムカードを導入しろよー!」

と思いましたが、これを提出する目的は、
教員の残業時間を把握し、
過労死レベルの月80時間を超える教員はカウンセリングを受ける対象にするためです。

これは教員が過労死しても
「対策は講じていた」
という既成事実を作るため、の愚策(だと思っている)ですね(-_-;)

ぶっちゃけ、カウンセリングを受けるのも時間を犠牲にするわけで、誰もそんな時間を作りたくないから、わざと勤務時間を過少申告するんですね(-_-;)

これを基に、県教委は「教員の残業時間が改善された」なんて文科省に報告してるんだろうな…
と訝しく思っていたのは、私だけではないでしょう。

ストレスチェック

私が退職する数年前から、年1回のストレスチェックが行われるようになりました。
細かいことは忘れましたが、確か100問ほどの質問に、
5.とてもあてはまる ~ 1.まったくあてはまらない
の5段階で答えていくんですね…

最初これが導入された時、管理職の説明を聞きながら私は思わず、
「それがストレスだ!」
と口にしてしまいました(;’∀’)

「ま、30分ほどでできますから、全員提出してください」
と言われ、仕方なく提出しましたが、
回答は”ウソばっか”💦

だって本当のことを書くと、
保健指導が入るんだから…

保健師さんが学校に来て、カウンセリング受けなきゃいけないんです(;’∀’)
正直そんな時間ももったいないですからね(笑)

私は激務の中、ほとんどストレスのない教員の一人でした…(;’∀’)

ストレスチェックに限らず、県教委からのアンケート調査も増えましたね(-_-;)

○○改善のため…なんて協力依頼が来るんですね。
「こんなアンケート取って何が改善されるんだろ?」
と疑問に思いながら回答するんですが、目に見えて改善(活用?)されたことなんてほとんどありませんでしたね(;’∀’)

公務員はとにかくアンケート調査が大好きです(笑)
私は大っ嫌いでしたけどね(^^;

先生はなぜ多忙なの?_部活動の顧問

部活やりたい? やりたくない!

中高の先生を最も縛っているのは、
部活動の顧問でしょうね…

学校の先生は、教科指導の他に、校務分掌といって、
担任や生徒指導、進路指導…などの係を兼務します。

そして部活動の顧問配置も、
校務分掌と同じように管理職が検討し、4月1日に発表されます。

高校生のみなさんが新クラスどこかな~?と期待するように、
先生方も新年度「どの分掌とどの部活を担当するのかな~?」と
毎年ドキドキしているんですよ~

しかし校務分掌以上に、部活動の顧問は悲喜こもごも。

一応顧問希望は出せますが、特に新転任や若い先生には、
希望の少ない部活顧問が当たります。

希望の少ない部活とは、
土日も練習で潰れるなど、成り手のいない部です。

希望もしない部に管理職から「お願い」されて断れず、渋々引き受けたら最後!

土日も練習や遠征に付き添い、ルールもわからないまま審判をさせられたり、
放課後は明日の授業準備も後回しに、部活に行かなくちゃいけない…(-_-;)

そういう状況が続いて病んでしまう犠牲者を、私は何人も見てきました。

このような悲劇を減らすには「生徒のため」という大義名分の元、暗に先生に無理を強いている現状を見直す必要があります。

先生だって人間。
休むことも必要だし、
家庭だって持っておられるのです。

特に保護者にはその視点を持っていただきたい、と思います。

部活は自主活動なのに…

本来、部活動は、
「生徒の自主的、自発的な参加により行われる」もの、
とされていて、
学習指導要領に
「これをやりなさい」
とは一文も書いてない、実際には強制力を持たない活動なんですね。

しかし、部活動の顧問は全員に当たるし、人によっては2~3兼部する先生だって少なくありません。
生徒にも「全員どこかの部に所属すること」とか言って、加入を強制するところもあります。
そこに大きな矛盾を感じるから、先生方の気持ちは晴れないのです。

教科指導には教員免許が必要ですが、部活顧問にはそういった資格は必要なく、
競技未経験で、ルールすら知らずにいきなり顧問になることだって普通なんですね。

それでも事故が起こったら顧問の責任になってしまうのが現実です。

そりゃ、教員を志願する人が減るのも自然なことですよね。

部活の仕組みを変えるのは大変

…ならば、部活の統廃合、とか、練習時間に制限を設ける、とか、
言うは易しなんですが、実際に行うのは大変です。

部員がいて活動をしている部は統廃合なんてできないし、
仮に部員ゼロでも、いきなり廃部にすることは基本的にありません。
まずは同好会に格下げし、様子をみます。

また、生徒や保護者の声もあります。

「あの部活はしっかり面倒を見てくれる」
「子どもはやりがいを感じている」
「もっと練習をやりたい」

…など。

さらに練習時間に制限を設けることも難しい…
学校には部活命の先生も少なからずいて、
そんな先生ほど実績を出していますから、
周りはなかなか抑えられないんですね~

また部活は、定期考査1週間前は活動停止となるのが原則です。
しかし「調整練習」とか「公式戦が迫っている」とか何とか言って、そこに部活をねじ込む教員もいます。

そうなると「考査前活動届」というわけわからん書類を出して、
管理職の許可が出れば、1時間だけ認める…とかになり、
それが1時間半になり、2時間になる…
管理職は面倒なので、書類が出れば基本許可します。

…と、ここまではいい。

ひどい場合は、自分が正義とばかり、
「部活の指導をちゃんとやれ!」
と来る教員もいるから、やりにくい
( ノД`)シクシク…

こんな先生の本音は、
「給料変わらないのに、俺はがんばってる」
という気持ちなんですよね。

「部活は自主活動じゃなかったのかーー!」

と叫びたくなります。
いや叫んだところで、その声が届き、システムが変わることは、まず期待できないのです。

個人的には文科省や県教委が後述のような大改革を断行しない限り、この悪循環から抜け出すことは難しいでしょう。

詳しくは関連記事や、後述する「担軽減」もご覧ください。

外部指導者と部活動指導員の違い

昨今のニュースでたまに取り上げられる
部活動の外部委託。

私の中学時代も、近所のおじさんが野球部のコーチとして、
指導に来ていらっしゃいました。

この方はボランティアで、仕事の合間を利用して技術指導のみに携わっておられたので、
試合には中学の先生が引率者として帯同していました。
このようなポジションで指導する人を「外部指導者」といいます。

一方「部活動指導員」は、平成29年に制度化され、
技術指導ばかりではなく、
校外への引率、事故発生時の対応から部費会計、保護者への連絡…なども可能な立場で、部活運営に関わる人
をいいます。

当然、こちらの方が責任も重くなり、

  • 身分上は、法律に定められた学校職員
  • 報酬が発生する
  • 指導者研修の受講が義務付けられる

等、より厳格な立場で部活の指導に携わるのです。

参考:部活動指導員とは│教員でなくても部活の顧問にもなれる外部の指導者

部活動指導員とは│教員でなくても部活の顧問にもなれる外部の指導者
2017年に「部活動指導員」は制度化されましたが、実際の教育現場での認知度はいまいちというところでしょう。この記事では「部活動指導員」について、役割や現在の活用状況などについて解説します。

教員の負担は減るのか

部活動の活性化と教員の負担減を目指した「部活動指導員」制度ですが、
上手く機能すれば理想的な制度になるだろう、と思う一方で、
個人的には「そんなに効果はないだろう」と思っています。
それは、

  • 制度は作っても、それを運用する予算を十分に捻出できない可能性大。
    (仏作って魂入れず)
  • 放課後2時間程度のパート的な職に、教員と同様の重い責任を負い、かつそれなりの専門性を有し指導できる人材なんて、そう簡単に確保できない。
  • 結果的に、不足分は教員側がフォローすることになり、期待するほど校務の軽減にはならない。
  • 部活動は、指導者の指導方針による方向性や影響が大きいので、生徒がこれを受け入れる時間が必要となる。
  • 部内でトラブルが起こった時の報連相や対応が、迅速にできない可能性大。また年度途中で退職されたら、その後の対応の方が大変。
  • 教員の人事異動で指導力ある先生が赴任されたりすると、余計に指導が混乱する。

私自身は「部活大好き」先生でしたが、一方で、教員のブラック化を象徴する部活の在り方には疑問も感じています。
「勝利至上主義」的な考えが大嫌いだったこともあるからです。

だからといって、部活動を完全に無くすことは、その教育効果を考えても難しいとも思います。

勝利至上主義の風潮をいま改めて見直し、生徒にも教員にも「やるorやらない」の自由や選択を認めることが、本来の自主活動になるのでは?と考えます。

ちなみに公開当日の今日(2023/7/25)ネット上に次の記事が載っていました。
学校件場では、私が思う以上にギスギスした現実もあるようです。
ただ注意したいのは、この報道が「全て」ではないはず。
うまく行かない部分だけ切り取って記事にしているだろうことも含んでご覧ください。

夏休みの学校は冷戦状態。「教職もないクセに…」「生徒を全然見ていない」夏のブラック部活ですれ違う、外部指導員と教員の「埋めがたい溝」(FORZA STYLE) - Yahoo!ニュース
教員が「どんなブラック企業よりもブラックだ」と言われる理由の1つに、部活指導がある。

最後に_先生の負担軽減を最優先にした「優しい」社会を

ここまで先生の仕事の大変さばかりを書いてきましたが、
ではどうすればいいか?
という点に「私見」を述べます。

ICT利用で授業の負担軽減

近年の授業は、そのスタイルが大きく変化しました。

一斉学習が否定され、グループ単位での協働学習が主流となり、一人ずつがタブレットを持つICT化も普通の光景となりました。

先生が50分間延々しゃべり続け、板書しまくるスタイルはもう古い。
これを機に、先生方はもっと合理的な授業を創造し、少しでも負担軽減となるよう既存の講義動画なども上手く活用したいものです。

昔は「先生が風邪を引いた」って自習になったり、空いた先生が代わりに授業をしに行くこともありましたが、これからは「(動画など)使えるものを使った自学自習」を進めていけるといいですね。

こんなことを言いだしたら、学校の存在価値が薄れてしまいそうですが…(;’∀’)
しかし通信制高校がこのスタイルで高卒資格が得られ、今も生徒数が伸びている現状を鑑みると、授業のスタイルは今後大きく変わっていくことは必至だと思います。

また「採点業務」を簡素化する必要もあります。
主要教科の先生は常に「採点」している印象もあります。
マークシートやタブレット、eポートフォリオなど最大限に活用し、観点別評価と直結するようなシステムを構築したいですね。(言うは易し…なんですが、、、)

そういった意味でも、今は大きな転換点に立つ時期なのかもしれませんね。

部活動改革

部活動改革は、現場だけでは絶対に解決しません。
先述した部活動指導員みたいな小手先だけの改革では、その負担を減らすのは難しいでしょう。

部活に関しては「無理矢理でも休みを強制する」のが、私の考えです。
もちろん部活命の先生や、生徒保護者の反発はあります。
さらに「給特法改定」または「部活動手当」を新設し、少しでもそのご努力に報いる体制を早急に作り上げることも急務だと思います。

そして、このままでは先生の生活や健康が大きく損なわれる点、さらに部活動が先生のボランティア精神で成り立っている現状を前面に出して、文科省や教育委員会が「規制」をかけなければいけない、と考えます。

休日も活動をやりたければ、先生の善意にすがることなく、それなりの対価を以てサークル等で行うのが

「筋」

ではないですか?

スポ少や学習塾の感覚がなぜ高校の部活には無いのか?
個人的には不思議でたまらないのです。

関連記事も併せて読んでいただけるとうれしいです。

社会や保護者の意識改革

当然ですが、学校や教員側の変化ばかりを求めても、現実的な改革には程遠いでしょう。
学校は生徒が主人公であり、それを支えるの保護者の意識改革抜きに実現は難しいと思います。

お客様意識

今の学校が抱える大きな課題に「モンペ対策」があります。
モンペってわかりますか?

モンスターペアレント

の略です。
私も過去にメンタルボロボロになったことがあります(-_-;)

理不尽な要求を突き付けたりして「自分は正当だ!」と主張する保護者です。

多くの先生は、それぞれの立場で一生懸命仕事をされていますが、何かの拍子で間違いやボタンの掛け違い、指導方針の違いなどが起きた時、トラブるのです。

もちろん「自分の子かわいさ」から来る「愛情」のつもりなんでしょうけど、
なんで学校がそこまで下手に出なくちゃいけないんだ!?
とか、
なんでそこまで言われなきゃいけないんだ!?
とか、
子どものためとか言いながら、自分の鬱憤晴らしてるだけなんじゃないの?
…なんて思うこともしばしばです。

だから当然ですが、学校もモンペ対策はちゃんとやっているんですよ。
もちろんどんな対策してるかは「秘密」…ですけどね。

とにかくそんな「お客様感覚」で学校に向き合ってほしくはありません。
共に子を教え育む”同士”だという意識で、互いを支え合う関係づくりが理想です。

そして互いに100点満点ではないという意識も必要です。
100点を求めたら、誰も教員なんてできないし、人の親にもなれませんよね。
100点じゃないから、互いに支え合う関係づくりが必要なのです。

社会の意識改革

もうひとつは、社会の意識改革です。
教員の風当たりが強くなってきたな?と感じたのは、私の採用後間もなくの頃でした。

当時は夏休み全休の先生や、卒業生と結婚する先生も珍しくなく、今とはずいぶん違う価値観でしたが、
これが社会から糾弾されるようになりました。

ま、公立の先生は「税金」で飯を食っているわけですから、風当たりが強いのは当然です。

しかし近年は、一部の不祥事が全体のイメージとなってしまい、真面目にがんばっているほとんどの先生までもが肩身の狭い思いをする状況もあるようです。

「三歩(三尺)下がって師の影を踏まず」

という語は、もう死語になってしまいましたね。

現代社会には、教員や政治家、芸能人など、権力や影響力のある人が間違いを犯すと、ここぞとばかり寄ってたかって「袋叩き」にし「抹殺」することが「正義」だという風潮があります。

もちろんそういった立場に立つ人が、高い倫理観を有することは当然だとしても、全く関係ない人々がネット上で「正義感」を盾に罵詈雑言ばりぞうごんを吐き散らしている現状を、みなさんは真っ当な社会だと感じますか?

またごく一部の不祥事を、何の根拠なく、さも全体のことのように決めつけ、レッテルを貼る輩が、なぜ許されるのでしょうか?

そしてそんな誹謗中傷蔓延はびこる社会で、重い責任を有する教員に誰がなりたいと思うでしょうか?
少なくともそんな足の引っ張り合いの中で、優秀な人材は教職なんて目指さないはずです。

しかし、

先生の仕事はそんな大変なことばかりではなく、本当はもっと魅力ややりがいある仕事です。
そんな魅力は過去記事にも書きましたが、
どうか志ある優秀な人材が、一人でも多く教育現場を目指してくれるよう、優しく温かく見守れる余裕ある社会の構築を目指したいものです。

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今回はかなりの長文になりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

酷暑の毎日が続きます。
暑さに負けず、どうか有意義な夏休みをお過ごしください。

ではでは、、また次回、、、

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