【タイパ】【コスパ】を考察_時間やお金をかけてこそ効果的なこともある現実

学校生活
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いつもご覧いただき、ありがとうございます。

今日のテーマは、Z世代必須のスキル【タイパ】

みんな大好き【コスパ】のお話です。

ちなみに【タイパ】という語は、私も昨年知った言葉で、
「タイムパフォーマンス」の略。

時間を有効活用することを略してこういいます。
「タイムパフォーマンス」じゃなく「タイパ」
もう言い方まで【タイパ】なんですね(笑)

もちろんこれまでも【タイパ】的な考えはありましたが、とにかく限られた「時間」を有効活用するためにそのノウハウを共有し、無駄を合理的に省く考え方に、
「今の若者、スゲー!」
って思うのは私だけではないでしょう。

また時間とともに限られた「お金」を有効に使うのが【コスパ】の考えです。
【コスパ】感覚は大人にもあります。
「安くていいものを求める」のは自然なことで、ちょっと高いものを買う時はネットで最安値を調べたりします。

本記事では、給料が変わらないこの国が、徹底的な【コスパ】に走った原因と代償について「私見」を述べます。

要は我々が限られた「時間」と「お金」という資源をどう有効に活用するか?

高校生の立場で考えると、いかに3年間を有効に効率よく過ごすか?
ということになるでしょうか。

そして老婆心ながら【タイパ】【コスパ】だけでは見落としがちな点もあることをお伝えして、より充実の高校生活を送るための一助にしていただければ、と期待して記事を執筆します。

最後まで読んでいただけるとうれしいです。

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タイパ

「タイパ」とは時間対効果のこと。

限られた時間内でいかに効率よく物事を進めるか?
例えば、

動画を倍速再生する
本を短時間で理解できるよう要約したサイト
通学途中に講義動画を見る
各駅停車より特急に乗る
USJでexpressパスを使う
Amazonのお急ぎ便

…というように、限られた時間を有効に使うために「工夫」したり「お金」を使うこと。

特に高校生をはじめとするZ世代には一般的な発想ですが、ではなぜこのような考え方が主流になってきたのでしょうか。

現代は情報の洪水

スマホでどんな情報も手に入る現代は、

1日で
江戸時代の
1年分

の情報が入ってくる

時代だといわれます。

人によってはこれを「一生分」という方もいるくらい、今は情報が洪水のように入ってくるんですね。

しかし一方で、人間は江戸時代から何が変わったか?
というと、体格が多少大きくなったぐらいで、人間のスペックそのものはそう変わってないでしょう。
平均寿命は長くなりましたが、体力は昔の方があったかもしれません。

とにかく今は、洪水のように押し寄せる情報にどう対応するか?

タイパは、そんな膨大な情報を処理するのに効率的な工夫を発想した、Z世代の柔軟性そのものです。
若いというだけで、大人にはない柔軟な発想や工夫ができるってホント素晴らしいと思います。

コスパ_政治の悪影響

現代は教育費がかかり過ぎて「少子化」が進行

また現代は「少子化」の時代。
いつの間に結婚や育児が「リスク」や「贅沢品」となったのか?

私は個人的に、そんな社会を作った「政治の責任」だと思っています。
それはどういうことか?

ここからの考察は、私の勝手なものですが、これ、政治家が”おいしい思い”をするようにうま~く仕組まれている、とさえ思うんですね。

今は恵まれた時代になったが、非正規雇用が増え、給料は頭打ちの時代
(特に大企業はその分儲かる)→経済界にいい顔できる
👇
そして教育費がかかるので、少なく産んで、その分お金をかけて大事に育てよう
(少子化の進行)
👇
給料は頭打ちなので、夫婦共働きを余儀なくされる
(男女共同参画社会の実現)→諸外国にいい顔できる
👇
核家族化で両親は多忙!
👇
家庭の教育力低下!
(子どもの世話はスマホと学校と塾に任せる)
👇
教員多忙!
👇
(前回の記事)

…と、こうなるでしょうか。

このように考えると、政治家が「経済団体」や「諸外国」にいい顔できるってわけなんですが、
その一方で、少子化が進行し、国民の経済格差が拡大する、という負の副産物も出てくるわけです。

だから教育費にお金がかかる分、他は少しでも安くいいものを!という意識がより鮮明になり、
給料の頭打ちとも相まって「デフレ」状態が長く続くことになったのでは?

もちろん「いいものを安く」購入するコストパフォーマンスの考え自体は悪いことではありません。
しかし、これも度が過ぎると経済がうまく回らなくなります。
長く続いたデフレ不況は、安いものを求め続けてきた我々が生み出した現象でもあるのです。

また「安物買いの銭失い」という言葉は知っていますか?
「安いから」といって買ったのにすぐ使えなくなり、結果的に余計な出費となってしまった、、、
というようなことだってありますね。

つまり「安けりゃいい」ってわけでもないんですね。

企業はモノの値上げに踏み切れないから、人件費を抑えるしか方法がなく、その流れに乗じて儲かっているはずの企業も人件費を抑制して内部留保を溜め込んでいくのです。

今続々と値上げしているのは、人件費以外のコストを価格に転嫁しているだけです。
それを証拠に、大企業以外の給料はそう上がっていない現実が、これを証明しています。

政府はどこまで進むかわからない少子化に危機感を感じ、老後保障の柱であった「年金」財源の確保が不透明な今、高校に「金融教育」を導入し「自力でもなんとかしろ」と言わんばかり。

こんな世の中で「時間やお金をより有効に使おう」という意識が芽生えるのは、当然かもしれません。

教育にお金をかける社会とするために

これも私自身長く思っていることですが、
消費税のように誰からも一律に税金を取るのではなく、儲かっている企業の内部留保に課税し、
これを教育に投資して保護者の負担を減らせば、少しでも少子化は抑えられるでしょう。

教育は国家百年の計

といいます。
だから、

教育に金をかけない国は、いずれ潰れるでしょう。

しかしそれでも今の政治は変わらないと思います。

なぜなら今の政治家が生きてる間はまだ潰れないからです。
自分たちには関係ない、からなんですね。

そして年寄りへの施策を厚くしなければ、選挙には勝てないのです。
なぜなら年寄りの方が投票率が高いから…。

これが「将来にツケを残す」という考え方です。

こう考えると、我々が選挙に行って「一票を投じる」意義が大いにわかりますね。

若者よ!
もっと怒りましょう!
もっと問題意識を持ちましょう!
そして選挙に行きましょう!

コスパ、コスパ、と銘打ちながら、ずいぶん脱線してしまいましたね(^^;
ごめんなさい(;’∀’)

人生は「旅」だ

みなさんは

旅」  「旅行」

の違いがわかりますか?

この問いは、私が大学時代『徒然草』の講義中、先生が私たち学生に問いかけられたことです。
「ん?そんなの一緒じゃないの?」
って思いましたが、
説明を聞くと、大きな違いがあるんですね。

その違いは以下で説明します。

時間をかけてこそ実るものがある

人の身長は、いくら牛乳を飲んだからといって、1.5倍速で伸びるものではありません。
一瞬で英単語や公式が覚えられる暗記パン*のような秘密道具があるわけでもありません。

旅行に行くのだって、どこでもドア*で一瞬のうちに目的地に着くのは、あまりにも味気ない…
(*暗記パン、どこでもドア、はドラえもんに出てくる道具です)

そしていくらタイパといっても、時間を短縮できないこともあるし、短縮しない方がいいこともあります。

例えば自分への「信頼」
人からの信頼を1.5倍速で得られる方法なんてないし、逆に時間をかけてこそ強い絆が生まれるのではないでしょうか?

情報番組を早送りで見るのは「あり」でも、感動の映画を1.5倍速で見て「涙する」のは、何か変だなと(私自身は)感じます(;’∀’)

また時間をかけて「回り道」「試行錯誤」を繰り返すことで真理が見えてくることもあるはず。
書家相田みつを先生曰くの、

つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの

の精神ですね。

とにかく、時間ばかりに追われ「近道ばかりを追い求めない姿勢」も大切だ、
ということを理解してください。

お金をかけてこそ有益なこともある

部活をやっている人はよくわかるはずですが、
野球部なら、自分が使うグラブやバットを「安いから」とか「セールだった」という理由だけでは買わないはずです。

値が張るものは、それなりに使い勝手が良く、
いいものを使うからこそ練習が楽しく、上達も早いもの。

旅行に行くのだって、コスパ重視とばかり江戸時代のように”徒歩”で行く人は少ないですよね。
コスパ重視でも「青春18きっぷ」や「夜行バス」「ヒッチハイク」となりますが、これも10代~20代ならではのよき思い出になるでしょう。

もちろん高い学費を支払って大学や専門学校に進学したり、塾や予備校に行くのは、未来への投資となる有効なお金の使い方ですし、

みなさんが推し活にたくさんの小遣いを投じるのも、最終的には自分を納得させるために他ありません。

まだまだ不景気の世の中ですが、みなさんはまだ若く、可能な限り自分自身に投資して、これを成長の糧としてください。

「経験に投資しよう」といったお金の使い方等に関する関連記事も、併せて読んでいただけるとうれしいです。

そして、
「旅」と「旅行」の違いは、

旅 =目的地までの行程を含むもの
旅行=目的地に行くことを目的とするもの

飛行機ひとっ飛びで目的地に着くのが「旅行」
目的地までの行程も含むのが「旅」

人生は毎日毎日の積み重ねです。
時には止まったり、戻ったり、前に進めないこともあるでしょうが、
こういう行ったり来たりを繰り返すのが人生なんでしょうね。

だから、
人生は旅
なのです。

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まとめ_高校生活を充実させるために

最後に、高校生が3年間という限られた時間を有効に使うために何をすればいいか?
私なりの意見で今日の記事をまとめますね。

スマホは時間と使い方を決めて
勉強と部活の両立を目指そう
睡眠時間は削らない
少しでいいからお金を稼ぐ経験をしてみよう

スマホはあなたの大切な時間を奪うこともある、あなた次第が賢く使うべきアイテムです。
ある時は【タイパ】またある時は【反タイパ】にもなり得る道具です。
スマホ代だって親に払ってもらっている人がほとんどのはず。
ぜひ時間と使い方にはルールを決めて扱うようにしてください。

そして高校生のメインは「勉強」「部活動」です。
ぜひ2つの両立ができるよう、時間の使い方を考えながら生活できるようにしましょう。
これを両立する人は、総じて時間の使い方が上手いですね。

さらに、睡眠時間を削らないこと。
まだまだ成長期にあるみなさんは、寝ている間も「成長」しています。
そして睡眠でしっかりと体を休め、翌日に備えましょう。

最後に、可能であれば少しでもお金を稼ぐ経験をしてみましょう。
お金を稼ぐことの大変さや責任感を知り、これを惜しまず出してくれる親の気持ちが理解できる大人を目指しましょう。
お金を稼ぐ経験をすると、より有効な使い方を考えるきっかけにもなるからです。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ではでは、、、また次回、、、

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